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10月24日 曇り ブラウントラウト・ヤマメ MAX 32・18
cm
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  道南の10月末第4日曜日、紅葉がピークとなった、例年より一週間程遅い感じがする。

 この日の予定は結構前から行き先を決めていた、別にこの時期にここに来たら沢山釣れる訳でもないのだが、早朝5時半にインレットに入る、まだ薄暗い空も曇り気味山間部なので朝日が差し込むのはまだ数時間先、久しぶりに来たインレット流れが大きく変わり、土砂で随分と埋まり前進した。

 明るくなってきて湖面にライズが時々起こるが遠くて届かない所、当たりも無く滝を目指す。




 トラウトの姿はある、しかしユラユラとしていてフックを捕らえるモノは少なく型も小さい。

 しばらくして滝が見えてきた、紅葉の時期紅葉狩りの人が良く訪れるが、まだ早朝の 時人影は無い。

 遊歩道を上がり道路に出る、今は舗装され歩きやすい朝露で日陰では路面はまだ濡れている、通りすぎる車もなく独りトボトボとインレットに停めた車に向かう。



 左にカーブした瞬間、異変を感じた私の前を何者かが歩いた様子で乾いた路面にクッキリと足跡が残されていた進行方向は同じだ、一瞬立ち止まり良く見ると足跡の主は四足歩行の獣と判断出来た、直ぐに羆の姿が頭に浮かんだ、左腰に付けた熊撃退スプレーをホルダーから取り出し唖然とした、なんとスプレーの噴射部分のヘッドがポロリ落ちた、冷や汗が額から滝のように流れ落ちた気分である。



 冷静に判断し直す、ベストのポケットから爆竹を取り出しライターで着火、爆音が辺りに鳴り響きしばし間を置いて歩みを進める。

 今度道路は右にカーブして先が見通せない足跡はまだ続いている、またベストから爆竹を取り出し導火線に火を着ける、また林に爆裂音が響くまた腰の鈴を鳴らしながら進む。

 そして濡れた路面に変わり次の乾いた路面に足跡は無かった、おそらく道路から外れ山の方に逸れていったと思えたのでホッとして足を速めた。

 

 その後車に届いてホッと一息、そしてまた誰もいないインレットに降りキャスト仕始める、ラインの先にはスプーンが結んである、流れ込みの先にフルキャストしてラインをフリーのままスプーンを沈ませる、ラインに少しテンションが掛かったたらラインをリールのスプールに巻く、そしてジャーク・フォールを数回後グングンと魚信、軽く合わせをいれラインを巻き取ると小気味よい振動が伝わってくる。

 そんなに大きくは無いがブラウンの姿が湖面を揺らす、このダム湖のブラウンと御対面するのは久しい、その後一回の当たりそして同じ大きさの一尾を手にしてここを引き上げる事にした。



 この日はまだ他に目的がある、ナメコは滝に上がる途中に採取した後はキノコ終盤のムキタケの確保である、しかし大事な装備(熊撃退スプレー)が無い少し不安があったが取りあえず向かう事とした。




<< 午後の部 >>



 目的地は前回49のレインボーを釣った場所、数年前にはハンターに出会い親子熊の足跡の残されていた流域、奥には入らない事として入渓点に到達、釣り人と思われる車とすれ違うこれで躊躇する事が無くなった。



 ウェダーを履き直し一応ロッドを手に渓に降りる、丁度良い溜まりにミノーを送ると30程のレインボーがルアーを捕らえたが数秒後敢えなくフックアウト、その後は10センチに満たない小魚がルアーを追ってくるだけ、新しい釣り人の足跡もあり釣りはもう諦めた。


   

 倒木を見つけては周りを一回りする、ムキタケを見つけナイフで根本から切り取り袋に詰めリュックに入れる、それの繰り返しそして毎年その終点となる場所で丁度リュックも一杯になり折り返す、急ぎ入渓点まで戻り終了となった、この日はムキタケ・ナメコ・ボリボリ・エノキ少々と多種の収穫、しかしまだツキヨタケがまだ現役状態で残っている、一目で判るモノもあるが紛らわしいモノもあった、間違って採取して中毒を起こさないように細心の注意が必要である。

 そして早朝の羆にも・・・・・・。


Mountain stream fishig
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