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9月18日 雨を躱しつつレインボー

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 天候 曇り MAX ニジマス 31cm イワナ 20cm

 9月第三週の日曜日、一般の方は三連休中日私にとっては唯一の休日、前日まで道南は雨続きで南下するほど降雨量が多く、それに比例して河川は増水していて釣りはほぼ諦めていた、前日の土曜日気象庁のHPやら各地の降雨量や河川の水位などチェックしまくって、道南でも北部であれば雨の影響が少なく河川への影響も少ないと判断して床に就いた。

 18日当日は夜明けと同時に起きて車を北に走らせた、朝の薄明るい状況でも途中の河川は増水して水は茶色く濁っていた、この日も雨の予報でコンディションがどう変わるか判断は難しく、山岳渓流を主に歩く私にとっては何時も行く渓はリスクが大きく感じていた、そして何時もの流域は全てパスして、以前アカガレイ氏とニジマスをターゲットにした流域を目指した。

 北に行くにつれ天候は落ち着いて見える様だった、渓に着いたのは6時半頃時間も時間なので先行者が居ると予想はしていたが、現地到着まで釣り人の車を見かける事は無かった。

 以前来た時は随分手前で通行止めとなっていて、入渓するのに結構歩いた記憶があったが、今回はそれも無く予定地点まですんなりと行く事が出来た、車を停めタックルを手に渓に降り立つと水は濁りも無く平水状態で、川幅の広い水量も比較的多い渓も問題なく遡行可能である。


 ここの魚のいる場所は決まっていて、100m程の間隔で点在している水深のあるプールになっている場所以外は魚影を見つけるのは難しい、渓全体の印象は良い流れなのだが魚は少ない、魚種もニジマスオンリーと言って良いだろう。

 ポイントを攻める、結構大きな魚影が見て取れるのだがなかなか魚信は得られない、そうしてる内に30cm前後のニジマスがヒットする、元気の良いひとしきり暴れ回と諦めて寄せてランディングすると後が続かない、そんなパターンの繰り返しでサイズアップはままならない状況である。



 そんな事を繰り返しつつ遡行して行く、中間ぐらいのある箇所で対岸のぎりぎりにミノーをキャストしてリトリーブすると、黒く大きな(サイズ的には60cm)影が軽くトィッチしてリトリーブしているミノーの後ろからそれを捕らえようと口を開けチェイスする姿が見えた、その瞬間ラインにテンションが掛かり無意識に強く合わせを入れてしまった、ミノーを捕らえたその大きな影はそのまま反転して対岸へ消えていった、ラインを巻き取るとその時ミノーと繋がっているスイベルの結び目でラインブレーク、ラインも5lbで少し劣化結び目があまくなっていたのかもしれない、後悔先に立たずである、千載一遇のチャンスを逃がしてしまった。


 

 その後はチビニジとチビイワナが哀れな釣り人を慰めてくれた、この流域各ポイントでデカニジが必ず定位してるがルアーに反応するのは極めて少ない、それは私の技術の無さなのかもしれないが、またチャンスがあれば狙って見たいと思うところである。

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