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5月5日 曇り イワナ MAX 33
cm
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 連休も終盤になり連日の季節はずれの猛暑もこの日は一段落、空は曇り空で朝の空気も湿っぽい感じで午後からは雨の予報であった、前日の夜、同行を願うべくアカガレイ氏に連絡を入れると快諾の返事をいただいた。
 今回行った流域は私が先日5月2日に始めて入った場所、前回はほんの触りしか釣り上がっていないので、今回は天候の状況も気になるが午前中に行けるだけと決め、二人で遡行していくことにした。
 この渓は入渓点から大石が重なり合い荒い渓相をしている、所々に小プールがありそこには必ずコンディションの良いイワナが群泳している、ポイントにルアーを泳がすとそのコンディションの良いイワナが直ぐ飛びつて来る、流れの強い場所に居るせいなのか引きも非常に強くロッドを気持ちよく曲げてくれる、少し大きめのプールではイワナは先を争って束になってルアーを追う姿を見ることが出来る、それだけ魚影は濃いのだ、活性も今回は前回来た時より上がっているポイントを丹念に探るとボトムからは尺前後のイワナが必ず飛び付いてくる、このサイズになるとやはり引きは強烈になりそれがまた楽しい。




 この様なポイントには大小入り混ざってイワナが溜まっている、それがルアーをリトリーブすると一斉に追ってくるのだ完全なサイトフィッシングが出来る、これがLFの醍醐味でもあり私が病み付きになった原因の一つだ。




 渓相は荒れている所々石の積み重なった場所を越えて行く、遡行は大変ではあるが意外と超えにくい場所はないし、普段鈍っている足の運動にもいい、ただ無理は禁物で慎重さは必要だ、ひとたび足を踏み外すと大怪我にも繋がる事を知っておかなければならない。




 道南はもう新緑が目に眩しい季節になってきた、ゴーロ帯にも好ポイントが点在している、攻めにくさはあるがそこを攻めて型の良いイワナが釣れた時は、また格別の達成感を味わえる。




 今回の釣行では道南によく見られる滝やゴルジュ帯・函の様な遡行不能な場所も無く、ゴーロ状の渓相が続いていて景観も良く、それに魚影が濃く無邪気なイワナが次々と相手をしてくれるのだ、私のような釣り人を魅了して止まない渓である。




 入れ食い爆釣モードに突入しているアカガレイ氏、ここで今回の行程の中ほどなのだが、二人とも既にイワナを何本釣ったか判らない状況だ、このプールだけでもイワナは20本以上はいる、まぁ全て釣れるわけでは無いがこのポイントでアカガレイ氏は一人で10本は釣り上げていた、まさしく釣り堀状態、いやそれ以上である。




 ゴーロ状の荒れた渓相の合間には、この様な緩やかな流れもあるイワナもこれから瀬に出てくると、全てが好ポイントになるだろうし攻めやすくなり、釣りスタイルに関係なく楽しい釣り場になりそうだ。




 この渓まだ奥は深いが遡行釣り開始から4時間半、アカガレイ氏と共々尺上を混ぜ数は50本は軽く超えている、釣り上げた本数を数えるのはここでは無意味に思える程、ポイント毎に粘ればここまで上がらなくとも50なんて数はあっと言う間に釣れそうである、こんなにストレスのない釣りも久しぶりである。
 時間も11時を回り上のポイントを攻めることなく引き返す事にした、緑濃くなる季節この渓もこれから盛期を迎えるとまたイワナも一回り大きくなって、迎えてくれるだろうしエキサイティングな釣りも出来るだろう、その時もまた来てみたいと思う。

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Mountain stream fishig
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