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晩秋の渓流とアメマス

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 11月2日 雨

 11月になり周りの木々の葉も落ちて川の流れに流され彼方此方で落ち葉だまりを作っている、そして渓流の釣りも終盤になりカウントダウンを待つばかりである、そんな渓流に今回はshinya氏と潜り込む最初に訪れたのは、ニジマスとヤマメの渓である、普段から魚影の濃い渓ではないがやはりこの時期なると流石に思い通りの釣りなんか出来るわけもなく何とか坊主は回避したというレベルであった、その後午後からは流れを変えてアメマスが遡上する渓へ向かった、そこは10月にも訪れたのだがまだ遡上アメマスは少なく今回はリベンジ釣行である。

 サイズは小さいがそこそこのアメマスをヒットさせることが出来た、やはり魚の遡上を阻害する物がある状況なのが原因なのか年々型が小さくなっている様な気がする、残念な状況である個人の力ではどうにも出来ないので受け入れるしかない、改善されるのを期待するしかない。

 まあ数はそこそこ釣れたのでリベンジ達成としておきます。



 11月8日 曇り

 この日は少々遅めの出発、行き先は先週の後半に行った渓、一週間違うとアメマスも移動してしまいもぬけの殻のポイントがほとんど、上流には居なかったので既に海に向かったのだと思う。

 上流部には今期最後のイワナとヤマメが顔を出す、ヤマメはサビが入っていたが比較的コンディションはよかったね、イワナも尺上がいて山岳渓流シーズン最後を楽しむ事が出来ました。



 11月9日 曇り

 スタートはワイルドブラウンの流域、前に来た時はほとんど反応が無かったが、川底に産卵床があるので繁殖行動が終わって少し食いがよくなった様子で時々強い当たりがある、数は多くなかったがワイルドにはもう少しといったブラウンが相手をしてくれた。

 そして流域を変えアキアジ溢れる渓へ向かった、ここの流れも随分と変わった以前より一層川幅が広くなりその分浅瀬が多く砂利床が広がっていた、ここのアメマスはアキアジと伴って遡上してくるのでアキアジが居ないと始まらない、河原に立つとアキアジがひしめき合って遡上しているのが見えた。

 対岸のストラクチャーの隙間にルアーを放り込むと白っぽい魚影がスーッとよってきた、明らかにアキアジの魚体とは大きさも違うアメマスに間違いない、一投目二投目となかなかヒットしない、三投目でググッと当たりがあるが直ぐにフックアウトした、掛かりが浅かった様だ残念、気を取り直して次のポイントを攻める、今度はルアーを追ってきたアメマスが肝心な所でアキアジに追われ下流へと流れて行った、そんな事が数回、そして少し深みのあるプールではボトムに四・五本のアメマスが溜まって居たが、そいつらはルアーにあまり興味を示さない。

 そんなやり取りをしながら魚影のある領域の最後までたどり着く、長い行程ではないが数本のアメマスをランディング出来た満足な結果とは言えないが、私の場合こんなもんと思いつつ竿を納めました。


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