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夏間近の渓流にて

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 6月16日 晴れ MAX イワナ 32cm ヤマメ 24cm


 6月に入ってから雨も降らず比較的好天が続いていた、6月も中盤になり渓流もハイシーズンに入る、この日は二週前に不発に終わった場所も、水量が落ち着いたのではないかと思い最初に訪ねることにした。

 前回と同じ時間夜明けと同時に同じ道路を走る、そして同じ稜線が目に入ってきた、前回は白一色といった感じだったが、今回は流石にその雪渓も消えかかっていた、車を同じ場所に停め入渓。

 水量は落ち着き平水となっていた、イワナもそこそこだろうか、特に沢山いる感じはしなかった、上流へ足を進めポツポツと釣り上がって行く、尺上も釣れたがこの渓にしては物足りない感じがした、そのせいか終点に行き着いた時間も早く折返して来たのだった、入渓場所に近づいてなにやら賑やかな雰囲気、数人の人がいてワイワイとやっていて中にはフライロッドを振っている人も、本当は下流も探釣してみようと思ったのだが、そこは止めて別流域へ行く事にした。



 次に向かったのは前回の二本目の中流域、ヤマメ解禁も落ち着いて釣り人らしき車はほとんど無く目指した場所にすんなりと入る事が出来た、只釣り人の痕跡は多く釣果は期待出来なと感じはしたが、案の定反応は薄く通過する小さなイワナの反応は時折ある、しかしヤマメは竿抜けポイントでようやく釣れた感じで型もいまいちだった。

 その後下流へと移動していく、アメマスも期待したのだが今回は見る事が出来なかった、イワナの反応が良かったのが意外だったね、そして良型のヤマメがヒットして、今期初ヤマメで型もまずまず私のヤマメ解禁となった。


 この流域も例に漏れず障害物がある、だがある程度まで魚道があって機能して魚は遡上していたように見えていたが、その魚道の形状が変えられていた、魚道全体が三角形に細められ魚の入る入口が特に細く底が上げられた感じだ、私は研究者じゃ無いので素人目からの感想であるが、魚が遡上しにくい断面の様に感じた、魚は遡上するとき流速の早い所を好むと聞いた事があるが、機能していた魚道をお金を掛けてここまで替える必要があったのだろうか、そのような予算が有るなら魚道の無い場所に新たに魚道を付けるとか、詰まって機能していない魚道の点検整備などに使った方が良いのではと思うのだが。


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