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道南の水多き流れで

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 6月2日 晴れ MAX イワナ 31cm

  北海道の春、6月に入り雪代も落ち着いてきてヤマメも解禁になり、渓の流れも良い感じになってきた。

 この日は岡山から来道中の工場長氏を迎え、KEN氏と合流しての釣り、最初に向かったのは昨年比較的成績の良かった渓を選択した、今シーズンは初めて入る。

 夜明けと同時に工場長氏をナビ席に乗せ出発、途中のコンビニでKEN氏と合流して目的地に車を走らせた、目的の渓は峠を越えた場所、その峠の頂上を越え向かいの山の稜線が目に入った、雪渓がかなり残っていてその稜線の上の方は殆どが残雪に白く覆われていた、やはり大雪のせいなのだろうか、例年こんなに多く残ってないはずと思いながら渓に下りていった、車を止めてタックルを手に流れを覗くと雪代最中なのかそれとも数日前の雨の影響か、水量が多いでは無いかこれは誤算であった、渓の選択ミスであった少し上流へ遡行してみるが流れが重く渡河が出来ない、イワナの反応も薄く反転して下流へ向かった、そこも釣れないわけでは無いが盛期とは比較にならない程貧果であった、ここは早々に切り上げ流れを変える事にした。



 次の渓も実績のある渓で、6月早々はヤマメ解禁で上流部は先行者も居ないだろうと、林道の行き止まりのゲートに車を停め、そこから10分程徒歩で入渓、ここは水も落ち着いていて丁度良い感じであった、川幅も狭く三人で交互に釣り上がって行く、ここはいつ来ても魚影が濃い、三人とも先ほどの鬱憤を晴らすかのように釣りまくって行く、そして難所の函に行き着くが厳しいヘツリの後に最高のフィールドが待っている、三人ともギリギリ落水せず通過した、行き止まりまで僅かな区間も良い釣りが出来て魚止めの滝に到達、その滝壺では過去数々の大物が上がっている、今回は工場長氏と私はダメでKEN氏に35が出た、何時もこのメンバーだとKEN氏に良いとこ持って行かれます。



 時間も早いのでもう一本入る事にした、入渓ポイントには車が一台停まっていたがかまわず入る事にした、渓に入ると先行者の痕跡は無くそのまま釣り上がるここも狭い渓なので交替で上がってって行く、水は少なく渇水状態イワナもシビアな感じで序盤の方が良く釣り上がるに従い渋くなっていく、本当は最後まで行くつもりでは有ったのだが、終盤の状況は良くなかったので良い所で見切りを付け脱渓した。



(写真はKEN氏からも提供)

 今回工場長氏を迎えての釣り、1本目は選択ミスであったが2本目で満足出来たのでは無いだろうか、3本目はもう少し早時期で少し水量の多い時の方が良い場所であったのだが、時間的にも余裕の無い状況では選択肢が限られてしまった感じである、総体的に見て数型とも良かったのでは無かろうか、解散後にホームの止水に寄ったら工場長氏がロッドを振っていた。


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