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春はイワナの山岳渓流(雪代の流れ)

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 4月29日 晴れ MAX イワナ 35cm

 いよいよ待ちに待った季節が来た、だが今年の春は気温も低く積雪が多かったせいもあり山間には残雪が多く残っていた、例年この時期に潜り込む渓の岸際には下の様な状態、そして天候も雨の日が多く雪代が流れに入り込んでいる。



 先ず、例年最初に入る場所に車を駐める、ストッキングウェダーの上にウェーディングシューズを履き、ショートジャケットにベストそしてリュックを背負い渓流タックルを手に雪代の流れに身を投じる。

 雪代の流れ、ウェダーと中に履いている三枚越しでも水の冷たさは染みてくる、ウェダーが無ければ5秒と持たないだろう流れは透明度が高い。



 岸際に目を向ける緑の葉、行者ニンニクの緑ワサビの淡い緑春の山菜の色、そしてイワナの脈動が北海道の遅い春を感じさせる、雪代で磨かれたサビを落とした魚体は日に当たりキラキラと輝いていた。



 様々な表情を見せる渓の流れ、変化に富み遡行していても飽きさせない。



 坦々とした流れ、荒々しくゴルジュを蛇行する流れ、時には滝となり轟々と流れゆく。



 長く遡行して疲れた釣り人をいやしてくれた尺上のイワナ、記録に留めて流れに戻すと暫し休んで深みに向かって行った。

 2013年春、道南圏の春に佇む。


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