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10月2日 その上は

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 天候 雨後晴れ MAX  イワナ 33cm アメマス 38cm

 9月24日の夜shinya氏Hiroshi氏そして阿寒クラブのHIGE氏と宴会中に、北海度から遠く離れた瀬戸内海に面する岡山から一通のメールが届いた、メールの送り主は北海道の単身赴任から戻った工場長氏である、なにやら北海道に出張予定の日程が決まったと言う内容である、別に出張予定だけなら私にメールを送る意味は無いのであるが、その日程の中にはしっかりと日曜日を挟めてあるのである、まあ要するにその日曜日に釣りに行きましょうと言うお誘いなのである。

 前回工場長氏が来た時は雨続きで渓は何処も増水で厳しく、茶マスでお茶を濁す様な状況だった記憶である(この時はあまりにも貧果であったのでレポートは無い)、そして今回10月2日と渓流では終盤に差し掛かる時期に工場長氏と釣りに行くことが決定したのである。

 10月1日の夜二人で前回の反省やら(自然の事なので反省をする意味は無いのだが)近況など釣りの話で盛り上がりプチ宴会となった、そして明日の行き場所を決めたのだが、釣行日の2日は低気温でしかも雨の予報、前回に続きタイミングの悪い状況での釣りと思いつつ床に就いた。

 当日の朝は車のフロントガラスには霜がしっかりと、へばりついていた車載の温度計で外気温は0.2度、私の所は内陸の盆地気候で空には雲も無く星が出ていたので、放射冷却でグッと気温が下がったのであろう、国道に出た時には4度まで上昇はしていた、しかしそれでも気温は低い山間部に入ればそこからまた気温は下がる事であろう。

 北上を続けるとフロントガラスにポツポツ」と雨粒が当たる、そして峠を越え目的の渓に到着、空は曇り空ではあるが雨は降ってはいなかったが今にも降りそうな様子だったしかも寒い、少し厚めのレインジャケットを着込みスタートフィッシング、序盤からイワナの反応はあるただ型は20cmを越える程度の大きさである、時期が時期だけに反応してくれるイワナがいるだけでも良しと思わなければならないのだが、しかも急激な気温低下にそして雨である。



 しばらく上がって行くと後ろから二人リュックを背負って上がってくる、挨拶を交わしつつお話をすると上流に行くと言うそれも釣りで通らずの函を高捲いて行くと言うのだ、以前から高捲いて行くルートがあるのは知ってはいたが時間にして最短で30分は掛かると聞いていた、それも登山目的である釣りを主に行くのは正直珍しいと感じた、このHPやブログを見ていた様で『BOBさんですか』と声をかけてくれた、そして『一緒に行きませんか』と誘われたが、丁重にお断りした藪漕ぎも長そうでタックルもパックロッドでコンパクトにして両手を空けてないと厳しいのは間違い無いであろうと思う、今度機会があればパックロッドで良い時期に一度挑戦してみたいと思うところである。


 

 今回イワナは上流に行くほど反応は薄かった、函に到達したが私に釣られるイワナはいなかった、折り返して好ポイントを探りながら降りる途中になんとか尺上が上がる。

 そして入渓点から下流も探る上流部よりは魚がいて盛期には及ばないが幾分楽しむ事が出来たと思う。

 その後脱渓して流れを変える、午前中はイワナ領域であったが午後からは海と繋がった流域で、渓と平行する林道から流れを覗くと大きなサクラマスの回遊が見られる、今年はサクラマスの遡上がどの河川でも多く見られる、放流魚か本来の天然魚かは解らないが、命のリレーが行われているのは間違い無い。


 午後からは雨も上がり深い谷にも日が差し込んでくる、釣りの方もアメマスが前半ヒットしてロッドを心地良く撓らせてくれるイワナの反応が悪くなった状態でのアメマスの存在は大きく感じる、ヒットしたアメマスは40cmを超えるものはいなかったが、ルアーにバイトしてくる中には50cmに近いと思われる姿も見られた。


 
 

 折り返しの滝本来であればここまで遡上魚はいるはずであるのだが、今は残念ながらその姿は見ることは出来ない、原因は解っているのだが個人ではどうにか出来るレベルでは無いので今後、改善されることを祈るだけである。

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