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8月15日・16日 雨の盆

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 天候 15日曇り後雨 16日曇り MAX アメマス 43cm イワナ 73cm  ヤマメ 27cm
 15日

 今年のお盆休み期間中はあいにく雨模様で、14日に予定してた実家の墓参りも道内は荒れ模様と言う事で今回は見送った、天候が悪いからと言って取りやめるのは罰当たりな感もするが、そして13日から16日の休みをどう過ごそうかと考えると、13日は我が家の墓参り、14日は家族とお出かけ、15と16日は完全フリーとなったが天気予報は宜しくない、14日午後から降り出した雨は全道に広がり警報も出る箇所ある程だった。

 そこで気象庁HPの降水予報やら河川水位、降水量をチェックしまくって15日の朝を迎えた。

 道南でも一部は降水量も多く河川も増水していたが15日の日中は降雨も少なく経過し、河川への影響も少ない場所があるようだった、そして目的地を決め早速向かう事にした。

 現地到着は6時で雨もやんでいた、釣りとしては遅めの時刻だ、先行者が心配されたが入渓場所に停まっている車両も無く、その心配には及ばなかった。

 肝心の雨による増水状況だが水嵩にして10㎝強、渓流で10㎝も増水していると結構な量でこれ以上増えると厳しい状態となるが、雨さえ降らなければ落ち着いて行く感じであった、その雨も午前中は降雨はないとの予報、もし雨が降り始めたら平行している林道へ上がる事にして渓に飛び込んでいった。

 入渓場所こそ平渓だが500mも遡行すれば山岳渓流そのものになる、川は少し蛇行しながら石の隙間を流れ所々に大きな岩が有り流れを滞らせプールを形成している、この渓は海と繋がっている、従って海からの遡上魚もいる、狙えるのはアメマス、ヤマメ、そしてイワナである、当然入渓者も多く入渓して直ぐは魚影は薄く型も小さい。



 遡行していく、ちょっとしたポイントからイワナが飛び出してくる様になる、深めの大きなプールには必ずと言っていいほどアメマスが定位して、ルアーを流れの落ち込みに放り込んでやると姿を見せる、ただフッキングする確率は3分の1いや4分の1程度か私の腕の悪さだろうか、アメマスの釣れたサイズは30㎝から40㎝前半、姿を見たのは50㎝クラスもいる下手な私は仕留める事は出来なかった。



 上流に行くほど流れは急峻になるプールも深くなりアメマスからの反応もゆったりと感じるイワナのそれとは全く違う、ルアーを見てフラフラと出てくるが直ぐに飛びつこうとはしない何かを見定めるような感じである、他の魚も同じではあるが一発で仕留めないと二発目三発目と段々厳しく見切られてしまう、そして一度ルアーを捕らえると重量感溢れるパワーで深みへ戻ろうとする、流れのある渓流でウルトラライトのロッドをバットから曲げるこの引きはたまらなく楽しい、イワナでは味わえない醍醐味である(イワナも40クラスになると別物だが)ヤマメの俊敏な当たりも出始める、入渓して直後は見られなかった遡上魚は秋に向け上流を目指しているのだろう。



 行程も4分の3辺りだろうか、100m程続く回廊に出会う11時頃突然のスコール状の雨、前日の雨も有り山は飽和状態であると考えられる、降った雨は直ぐ川に集まり増水するだろう少々心残りはあったが最初に決めたとおり脱渓する事にした。


 16日

 翌16日モヤモヤと心残りを払拭できずに5時半には同じ渓に車を止めていた、水量は前日より減水しているこの日も天気予報は良くない、前日の区間は良い所だけ攻め午前中には渓から上がると決め入渓する事とした。

 遡行も飛ばし気味にポイントも気になる所だけにして細かい所は無視していく、前日取り逃がしたアメマスを狙いつつ釣り上がっていく、前日叩いたせいかスレるのも早いので粘らずに前日の脱渓地点に到達、そこで一呼吸おいて回廊に入って行く。



 回廊の中は魚影は無し、そこを出てここぞという場所にはアメマスや型の良いイワナが付いていて心地よくロッドを曲げてくれた。


 

 最後の区間に入るには大きな岩が積み重なり一気に高度を上げる、息を切らしながら上がりきると両岸に岩肌が迫るゴルジュ帯となる、所々に深く岩盤が抉れそこが好ポイントとなり良型が必ずいる、手にするには難しいのではあるが。


 

 二日間同じ流域を歩き詰めたのだが、雨さえ無ければ一日だけで済んだのだが雨で少々活性も上がった面もあったのではないだろうか、見えただけで釣れなかった大きな魚も沢山いたが機会をみて何れまた訪れようと思う。


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