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6月26日 初夏の渓にて

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 天候 曇り後晴れ MAX ヤマメ 21cm イワナ 33cm アメマス 31cm

 ヤマメ解禁の6月も最後の日曜日、川も静かさを取り戻した感じである、この日も私はイワナ領域から突入することにして渓に向かう事にした。

 朝4時に携帯アラームに起こされる、国道を走り林道を行き止まりまで進み車を停める、この日は天候は良く釣り日和となった、タックルを手に林道を少し歩き流れに立つ、時間は5時40分頃ルアーを流れに乗せると直ぐに岩陰から黒っぽい影がスーッと寄ってくる、その影はイワナである夏に近づき餌を求め果敢にルアーにアタックしてくる、山が元気な証拠である周りを見ると広葉樹の林が広がっている、笹藪も川岸に迫っていて少し及び腰になるが流れる水は透明度も高く、川底がハッキリと見える。

 序盤は流石に釣り人の痕跡は残っていて魚影もそこそこであるが、奥に進みゴルジュ帯に入る手前辺りからは型も魚影の濃さも格段にアップしてくる。


 イワナもコンディションが良く餌も十分にとっている様だ、横を見ると太い倒木が有りそれには白いキノコが多く発生していた、近づいて見ると春から初夏によく見られるウスヒラタケである、上に付いているモノは既に旬を過ぎていたが、下の方にあるものは丁度よいモノがあったので持ち帰ることにした、袋を取り出しそれに詰め込み取りあえずその場に置いて帰りに回収する事にした。


 奥まで突き進み最後のポイントでこの日最大のイワナ(33cm)がヒット、体腔も有り立派な面構えをしていた。

 折り返してキノコを入れた袋を回収して、入渓地点まで戻り今度は下流に移動していく。

 

 停めていた車で林道を下っていき適当な場所から渓に入る、この渓では中流域と言える場所、流れは結構高低差があり荒々しい流れである雰囲気も良いのだが、やはり林道が渓に沿ってある為か魚影はそれなりである。



 それでもアメマスが釣れヤマメも釣れる、やっと今シーズン初めてのヤマメを見ることが出来て、無事解禁を味わう事となった。



 上流での羆の痕跡、食事の跡が残されていた、乾き具合から当日の物では無かったがやはり油断は禁物である、周囲には十分注意を払い爆竹を鳴らしまくった、昨年の秋から敏感になっているせいかもしれないが絶対に接触だけは避けたいのである。

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