Fishing Report 2011
Report day Weather DATA
5月29日 曇り イワナ MAX 32 cm
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復活の兆し

 5月も終わりになり、ヤマメ解禁が近づこうとしている微妙なタイミングで釣行予約メールを送って来た工場長氏

 その工場長氏を迎え撃とうと私を含め三人が集結した、メンバーはMY FISHING DIARY IN HOKKAIDOのshinya氏River's dream of HokkaidoのHiroshi氏そして私である、釣行予定の前夜に我が宿にて久しぶりの再会を祝い宴会が始まった、この日のメニューは特大のズワイガニと近場で採れたウド、フキ、ワラビ、タケノコ等の山菜づくしそしてHiroshi氏お土産のシャコ、宴は釣りの話題で大盛り上がりアルコールもはかどる。

 そして肝心な翌日の行き先を決める、当初はメンバー全てがLFなので2−2で別れようと提案だったが、折角なので4人で同じ渓に入る事とした、そうなると行く先は必然的に決まってくるが心配事が二つあった、一つは魚が抜かれたと情報があること(事実情報の後は小型のイワナしか釣れなかった)、そして昨年は魚道が全て詰まっていて機能していなくアメマスが上がっていないこと、昨年はアメマスも殆ど釣れず小型のイワナばかりであった記憶が残っている。

 だがロケーションは良く渓相も素晴らしさは変わらない、ヤマメが禁漁のこの時期に4人で入るにはベストな選択と言えるだろう。

 

 この渓の楽しさは滝が多いこと、大きな滝が次々現れ時にはヘツリ時には高巻き越えて行く、高巻きがあっても体力は意外と労しない渓である。

 序盤小さなイワナが相手、渓を詰めて行くと型も良くなりメンバーのロッドが心地良く曲がる、イワナの活性はまだ低く岩の影や小さなプールと流れの淀み、大きなプールではボトムに潜んでいるのが多かった。


 終盤の二段滝、釜も二つその手前には岩盤床で切れ目に結構イワナが溜まっていた、引き返し地点まで到達スタートから約5時間の遡行、尺上を見ることは出来なかったがそこそこのイワナを相手に楽しい時間であった、幾分か復活の兆しが見える、だがやはり魚道は詰まっていて、アメマスを確認する事は出来なかったのが残念であった。

 戻り道の林道が崩壊していて慎重に越える、また林道に泥が溜まっているところには決して出会いたくない者の足跡も残されていて、爆竹を盛大鳴らしながら車まで戻る事となった。



 車に戻って12時を少し回る頃で時間がまだ早く、撤収のshinya氏とHiroshi氏と別れ工場長氏と別渓にむかった。

 車を置きまた林道を歩いて入渓ポイントに向かう、そして渓に入ろうとした時羆の好物であるエゾウニュウのあの独特な臭いが漂ってきた、比較的近い時間に羆がいたと推測された、爆竹を派手に鳴らし流れを上って行く、ここでは最初の渓よりワンサイズ上のイワナが出迎える。



 渓の脇には残雪がまだある、水量も少し多めだ雪代は無い、距離は無いが川通しの行程、最後はゴルジュ帯を抜け滝に出会う、途中で細身の尺イワナが私のスプーンを捕らえた。



 そして最後の滝壺で工場長氏のロッドが大きく撓った、寄ってくる魚体が大きいのは一目でわかった、岸に上がったイワナは体腔が有り幅も厚く立派な39cmのイワナ、これがこの日最後のイワナで最大のイワナとなった、40cmには届かなかったが工場長氏には記憶に残る1本ではなかっただろうか。


Mountain stream fishig
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