< < 春はイワナの山岳渓流 > > |
今年の春は例年より少し遅れている、道南の渓流沿いにも遅れていた新緑の季節がきた、今回はこの時期は必ず訪れる流域を歩く事にした。
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流れは岩盤底の流れが多く短い区間ではあるが、荒い流れや穏やかな流れが有り変化のある流域である、流れの脇には春を待ちわびた様に、オオサクラソウやスミレサイシンが一斉に花を開き、緑にアクセントを付けている、日当たりのよい緩やかな傾斜地には、アズキ菜の群生に混じりニリンソウやワサビの白い花が咲く。
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その中のワサビを少しだけ採り、他にもほどよく伸びたウドそして綿毛を被ったゼンマイを採る、いずれも春限定の山の幸である。
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流れを下って行く遡行だが1キロメートルも進むと通らずの函に当たる、ここまで来てイワナの姿は今回全く見ることは出来なかった、気配すら感じる事は出来なかった水の中の春はまだ先の様だ、この流域のイワナは岩陰などで水が温むのを静かに待っているのだろうか、それとも何処かに遊びに行っているのだろうか。
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一山越えて別流域に向かう、ここは今シーズン二度訪れており、前回の来た時はイワナも水中に漂っていて、盛んに餌を捕食している姿を見ることが出来た。
活性はまだ今一つだが流れのわりには魚影が濃く型も大きい個体が多い、ルアーを岩の間に送り込むとスーッと出てきてルアーを捕らえてくれる、少しだけイワナの春を感じた。
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