< < サーフにて > > |
海アメシーズンもそろそろ終盤に差し掛かる、漁港では一段と厳しさを増すのは週を重ねて理解出来ていた、だがしかし未明の漁港はまだ外せないと思っている訳で、いつも通りのタイムスケジュールを過ごすことに決めた。
月明かりがともる小さな漁港、いつも通り誰もいない漁港、静かにタックルを準備して岸壁の上に立ちキャストを始める、何も起きる事も無く時間が過ぎる、斜路に降りて行ったり来たりしたがそれも無駄な行いだった。
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辺りは明るくなり場所を向かいの突堤に変えてみるが、そこもまるっきりダメで諦めた頃フライマンが二人岸壁からキャストしてロッドを心地良く曲げている、どうやら魚は入っている様子だ、そしてベイトはもうスカッド等に変わっている様でルアーには興味を示さない、こうなると私は全くお手上げ状態となる、後から聞いた話だか前日の土曜日は4人で爆釣だったらしい、そしてこの日もその延長の様だった。
そしてフィールドを変え別な漁港へ行くが、魚の気配さえ感じる事無く更に移動する。
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着いたのは風車の見える風景、少し様子を見てから波打ち際に立つが、アメマスからのコンタクトは感じ取れなく時間が過ぎるだけであった。
少し外に出るがそこも同じ、予報ではもう少し波が落ちている筈なのだが、少々波が高いそれでも反応があれば元気も出るのだが、厳しさは変わらなかった。
正午も近くなって戻りながらランガン、そしてスタート地点までくる、ジグをキャストしてスローでリトリーブを心がけて行く。
静かなリトリーブで僅かだが違和感を感じた。
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それは、波打ち際効果でアメマスのチェィスを確認した、すぐにジグからミノーへルアーを交換して速攻当たりが来た、午前中はなにも反応無く気配さえ感じられ無かったのだが、正午になって急に好感触となる、フィールドでの変化は風が北から少し西寄りに変わった程度だ、その後また波打ち際でアメマスがミノーを追う姿を見た、少しの沈黙の後にルアーをキャストしてラインのフケを取った瞬間にフッキング、粘りに粘ってやっと得た感触、ヒットルアーはimaのキスカラーだ、最近はこのルアーに頼りっきりである。
アメマスはそのルアーのテールフックを完璧に捕らえていた。
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しばらくは当たりこそ有ったがヒットも無く時間が過ぎる、昼食を挟み2本目が1時間後に来た、型は最初のより少し大きく見えたが、この日の私には十分なアメマスと自分に言い聞かせる。
これからは漁港での釣果は厳しい季節となり、サーフ狙いとなるのだが、季節はもう春に向かっているので淡水域も視野に入って来る、仕事の都合で3月は休みが取れるかどうかビミョーな感じではある。
贅沢な話ではあるが、色んな方向性は残して置こうとは思っている、さて次なるターゲットは何処に・・・。
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