＜　＜ 　漁港のアメマス　＞　＞

このところ毎週末の海況がよろしくないのだが、こればっかりは仕方がない、釣りに当てる日が日曜日しかない身では贅沢を言えない立場である、日の出の時間が少しずつ早くなって来ているので、前週より５分アラームを早くセットし、出発を少し早めて、午前中だけの予定でこの日も何時もの未明の漁港へと向かった。 　日本海に向け暗闇の道路状況の良く無い峠を走り抜ける、峠を越える前は月明かりも見え雪も降ってはいなかったが、峠を越え日本海側へ入る頃には雪が降り始めていた。

夜明け前の日本海の外れの小さな漁港、何時も通りに東側の斜路に立ち暗い漁港の中央に目がけルアーをキャストする、外灯の明かりで微かに照らされた水面にルアーの着水する様子が判るがしばらくは沈黙したまま、空が少し明るくなりかけた頃『モゾモゾ』とした当たりが１回、後は何も起こらず７時のメロディーが鳴り響く、しばらくは粘っては見るがその後は何も起こらなかった。

立ち位置を変えキャストを続ける、ロープが張られた脇を沿う様にルアーを通すと『ゴゴン』とアメマス特有の当たり、合わせを入れ慎重に寄せ無事ランディング、キャストを始めてから２時間と少し、ようやく報われた。 　その後続けて１本キャッチしたが後が続かない。

立ち位置を移動しながら更に１時間近く続けて３本目のヒット、この間チェィスは結構見られたがバイトまで行かない、ここのアメマスも手強くなって来た、この日はビミョーな位置に居着いている様で障害物があって狙いづらかった。

その後、他の場所も行っては見たがアメマスの姿を見る事は無くタイムアップとなった。