Report day Weather DATA
12月29・30 雪・晴れ アメマス・サクラマス MAX 48・52
cm
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12月29日

 今年は28日が仕事納めこの日から年末年始の休暇となった、天気予報は良く無かったが午前中だけと決めて、何時もの小さな漁港へ向かう事にした。

 29日の未明、峠を駆け抜ける前回の26日よりはましではあるが、雪が降りしきり路面には20cm近い積雪、アクセルを踏んでもスピードが上がらない、北海道の道路予算削減影響で夜間の除雪は行われていない道路がたくさん有る。

 漁港に着き準備を始めようとしたら私の直ぐ後ろに見慣れた車が止まった、それはshinya氏の車であった彼も年内の釣りを締め括るべく出向いてきたのだった。

 早速キャストを始めるが、26日の時よりはアメマスからのコンタクトは少なく、『コツッ』とショートバイトが多く乗りが悪い、そしてようやく乗ったのも合わせを入れて寄せ始めるとバレてしまった。

 その後40後半がやっと1本ランディング出来て、ボウズはなんとか回避はしたものの、その後はサッパリであった、この日は気温も高く降って来る雪は身体に纏わり付き、溶けて全てのものを濡らしていった。

 漁港も明るくなり、ロッドには何の変化も起きなくなり、shinya氏と共に8時半頃もう一つの漁港へと向かう事とした。

 そこでも着いて間もなくヒットしたがバラシ、少し時間を空けてまたヒットそしてバラシの繰り返しであった、この日は正午には帰宅すると決めていたので、10時に納竿とした結局ランディングできたアメマスは1本のみ、結構反応があっただけに、この日はとても悔しさの残る日であった。




12月30日

 12月30日、2010年最後の釣行有終の美で終わらせるべく、同じ漁港を回ることにした。

 天候は前日とは違い穏やな日であった、途中の道路状況も良く圧雪路面ではあったが、比較的走りやすい状況で意外と順調に峠を走り抜け、前日より早く到着した、漁港内には1台車が止まっていたがまだ釣りをしている様子は無かった、一人ロッドを手に定位置に立ちキャストする、暗い中でも水はクリアーになっている様子がわかった、水がクリアーな状態はルアーには不利と思っている、案の定前日よりアメマスからのコンタクトは少ない、厳しい状況である。





 それでもなんとか1本はランディングできた、しばらくして『 JIJI 』さんが現れる、フライとルアー両刀使いの手にはルアーロッドが握られていた、しばらくキャストを続けたが、ただ時間が過ぎるだけであった、足元にはベイトとなる10cmほどのカタクチイワシが打ち上げられていた、アメマスのコンディション良さはこいつをたらふく食っているのだろう、現にその後移動した先でJIJIさんが釣り上げたアメマスが、このカタクチイワシを吐き出したと言う。





 その後8時になって移動しようと車に戻り始めていたら、一人のフライマンが声をかけてきた、26日に来ていたブログPrime Time Fishingの『 ebi 』さんの友人Tさんであった、この日2010年の釣り納めに二人で来たそうである、車ではまだ準備中の『 ebi 』さん準備中で声をかける、しばし話しをして状況を伝える、そしてJIJIさんと共に移動、行動パターンは前日と同じである。

 斜路の前をトレースする様にキャストしてリトリーブ、その斜路の中央辺りに来た時最初の当たり、そしていきなりのジャンプ、アメマスしか頭に無かった私はビックリである、そいつの正体は直ぐにわかったスピード感溢れる引きは、アメマスとは全く別のものである、逃れようと必死な抵抗する岸壁上からなのでタモは用意していたが、一人ではネットインするにはなかなか思う様に行かなく、それを見ていたJIJIさんが駆けつけてくれた、タモを手渡し無事ネットインして岸に引き上げた、細かな銀鱗を纏った美しい魚体は50を少し越えるものである。

 私自身海サクラは初めての魚である、2010年の釣り納めにこんな見事な魚を手にすることができて、心底嬉しかった、通い続ければ必ず良いことがあると信じてきた成果であると思う。

 その後40台のアメマスを1本追加して、この日も午前中だけの釣行と決めていたので、10時で納竿とした。

 後で知った情報であるが最初の漁港でもサクラが上がったそうである。






 海アメから始まり海サクラで終わった2010年の釣り、編集している日は年が変わりましたが2010年は、人生では誰もが経験する別れが有り、終日釣りに当てられる日は少なかったです、それでも半日であっても1時間であっても釣りに出かけていました、実情を知られると不謹慎と言われるかもしれません、しかし今日そして今しか無いのです同じ時間は戻ってきません、たかが釣りではあります、それでも自然の中に身を置き、水の流れを聞きそして感じ、自分が生きている事を感じる事が出来るのです。

 厳しい冬、生きることの厳しさを知る、遅い春、北海道は道南の渓流、そこには命が溢れ自然の恵みも少しだけ分けてもらい、命の躍動感をロッド介して感じる、短い夏、暑さを堪えながら渓流を詰めて行く、実りの秋、今年はキノコの大当たりの年、渓は何処にいってもキノコ豊作であった、そして厳冬期日本海、12月でサクラ咲く。

 釣りでは申し分ない一年でした、PCの釣り写真のフォルダーは今回で丁度60も有りました、前にも記したとおり1時間の釣りも含めてです、1年の五分の一の日はロッドを持っていたことになります、傍から見ると馬鹿みたいに見えるかもしれません、今の釣りのスタイルを初めて9年を過ぎ10年目に突入します、年齢もとうとう半世紀を超えることになります、渓流を歩いていても転ける事もしばしば、いつまで渓を歩けるかわかりませんが今のスタイルを変える気はありませんし、これからも渓を闊歩し続ける意気込みだけは持ち続けたいと思っています。

 さて、『 Mountain stream fishing 』をご訪問くださった皆さん、ブログ『 BOBの釣りつられ 』を覗いて頂いた皆さん有り難う御座いました!

 あくまでも自己満足のレポートでありますが、これからも宜しくお願い致します、また自然を愛し釣りを愛する皆さんフィールドは大切にしましょう、これからも楽しい釣りをする為に。


 それでは皆さん良い年でありますように!!

 
2011年1月1日

by BOB

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