Report day Weather DATA
12月26 吹雪 アメマス MAX 61
cm
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 海アメチャレンジも今シーズン2回目、サンディーアングラーにとっては休日の天候は選べない、この日の天候は私の釣行の中でも最悪と言えるだろう、前日の天気予報は雪を伴い風速10mを越える予報、ネットで見る沿岸の波予報も日本海沿岸は真っ赤に染まっていた。

 しかしそんな事に臆していては、日本海の海アメに出逢える確率は上がらないと思っている、そしてこの日も夜明け前の小さな漁港へ向かった。





 目的地の小さな漁港へ行くには峠を一つ越えなければならない、天候は予報通りで大荒れ国道以外はまともに除雪されていない、4WD車でなければとても走行できる様な状況でなく、まるで『パウダースノーの新雪を滑るスキー』と言えばわかるだろうか、まあ気分は不安でいっぱいであったが。

 無事に目的地の漁港に到着、大荒れの天気誰もいない夜明け前の小さな漁港、他より少しだけ風当たりの少ない場所ではあるが、断続的吹き抜ける風は予報通りである、何時も通り斜路に立つが真っ正面から吹き付ける風は雪を顔面にぶち当てる、時々目を開けていられなくなる。

 おそらく瞬間風速は15mに達したのであろうと思う、ルアーがまともに飛んでいかない事もしばしばである、そして風でラインが引き出されてロッドに絡まり、ショックリーダーを含めラインを切らしてしまった。

 そこで一旦車に戻りサーフ用に用意していたタックルと交換して、また斜路に戻りキャストを再開した。

 しばらく反応も無く時が過ぎる、探る様に横移動しながらキャストそしてまたキャスト、何時もであれば左寄りでのヒットが多かったのだがこの日は場所が少しずれていた、漁港内が薄明るくなってきた頃、少し遠目で当たりが来た、だがそれは3秒でバレ、その後もそれが2回続いた、そして岸際で4回目の当たりそいつは寄せきる前にバレてしまう、これには相当落ち込んだ、今日はこれで終わりかなと思ったぐらいだ。

 だが諦めずまたキャストそしてリートリーブ、今度は少しスロー気味に時々ロッドを煽り軽くトィッチを入れる、すると「ゴンゴン!」待望の当たり今度はバレないように軽く合わせを入れて、ロッドを立て慎重に寄せるこの時型は大きくはないとわかったが、ゼロと1とでは大きな違いである、岸際にシルバーメタリックの魚体が上がった時には、本当に嬉しかったね、その口にはルアーのベリーフックがしかっりと食い込んでいた。





 その後も右に行ったり左に行ったりして探っていく、漁港内もすっかり明るくなり濁った水面も少しは見やすくなって来る、ルアーをチェイスする大きめな魚体が視認できた、最初のヒットから30分ほど経過して「ググッ」と押さえ込む様な当たり、その直後トルクフルな引き10feetのロッドを両手で押さえ相手が浮き上がるのを待つ、水面を割り飛沫が上がって少しずつ寄せて岸際まで、だが相手も最後の抵抗を見せ岸を必死で横に走る、それもなんとか堪え無事ランディング、横たわるボディーは60を1cm越え体腔も有り幅も太いコンディション抜群の魚体あった。






 その後も同じような60ジャストサイズと、40中盤を追加。

 他にも数回の当たりが有ったが、ショートバイトで乗らずに終わった。





 数は出なかったが、悪天候の中車を走らせてきた甲斐が有ったというものだ、これからもこんなのと出逢えるとは思わないが、次も期待しながら帰路についた。


Mountain stream fishig
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