<< 14日 ヒグマ注意 >> |
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11月中旬、渓流シーズンは終わり止水モードに移行する、ターゲットもイワナ中心からブラウントラウトに移る。
そして向かう先はブラウンの棲む人造湖、本来であれば朝晩の冷え込みが厳しい季節となるのだが、今年は比較的暖かな状態が続いている。
ゲートの前に何時もの通り車を停めて歩いてインレットに歩いて行く、歩き始めに有る看板が何時もは気にならずに通り過ぎるのだが、三週間前にニアミスが有ったせいもあり、つい気になり立ち止まってしまった。
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紅葉はすっかり終わり落葉した山肌は緑が薄れセピア色に変わった、二週間ぶりのインレットに入るが当たりすら感じず流れを遡って見る、前に来たよりは反応もよく小気味よい振動をロッドから受け、何時もの折り返し地点を向かえる。
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その折り返しのポイントにルアーを流し送り込んでやると、底から湧き上がる様にブラウンがバイト、そしてルアーを捕らえた、数秒のやりとり後ランディングする、岸に横たわるのは40後半の産卵を終えた細身のブラウンであった。
その後これ以上期待も出来ないのでこの日は終了とした。
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<< 21日 遭遇 >> |
翌週に同じく向かい、同じようにゲート前停め、ウェダーを履きジャケットを着込みタックルを手に車をロックして、歩き始めようとした瞬間、今通って来たばかりの路上に黒い影が一つ。
よく見るとその影はユラユラと動いていた、何者なのか?
その正体は羆であった道路をなにやら様子を伺いながら歩いている様であった。
私は慌てて車に戻りロッドを車に放り込み、車に飛び乗りその影に向かって行く、その羆は大きさから見て三週間前に見た足跡の持ち主と見られる羆の様であった、流石に歩いてインレットに向かうのは無理と判断そのまま移動する事にした。
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久しぶりに入る流域、少し濁った流れは回廊の中を下っている、始めに釣れたのはイワナで尺を少し越えていた。
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その回廊中、ポイント毎に数は多い訳では無いが反応がある。
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そのポイント毎にもコンディションの良いブラウンも釣れる、ここではイワナと棲み分けをしている様で、ブラウンはボトムから、イワナは瀬尻からのパターンが多かった。
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しかしあの羆はあの周辺を縄張りとしている様だ、しばらくは行く気にはならないと思うところである。
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