<< 紅葉の中で >> |
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猛暑だった今年は初雪が意外と早くやって来た、その初雪から4日後の10月最後の週末珍しく土曜に休みが取れた、前回訪れたブラウンの棲む人造湖へと向かう事とした、今回は夜が明けて空が明るくなってからインレットに入る、湖面には山の紅葉が移り込み見事なロケーションを作っている、少し立ち込んでロッドを振るが反応が薄い、時々当たりがあるが完全なるフッキングをしないのである。
しばらくしてその当たりの主が姿を現す、そう晩秋のウグイ様であるトラウト達は初雪そして急激な気温低下により、インレットから遠ざけただろうか、それとも活性が著しく低下したのか判らないが、私のロッドを曲げたのはおちょぼ口の尺ウグイの他にはいなかった、少し上流も探っては見たがトラウトの姿を見つける事は出来なかった。
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<< 流れを変えて >>
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10時を過ぎる頃その人造湖を後にする、狙いは晩秋のキノコのムキタケやユキノシタ(エノキタケ)である、もちろんロッドはしっかりと携えている。
渓に入るとボリボリの朽ち果てた群落を沢山見える、ボリボリの時期はもう既に過ぎ去っている、所々良いポイントだけロッドを振りルアーを送り込んでやる、ふらふらっとイワナが追っては来るが盛期のそのものではない。
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そんな中でも尺イワナとアメマスがルアーを捕らえてくれた、去年はこの区間ではアメマスの姿を見る事は出来なかった、下流には人工の障害物があり魚道が機能していなかった為である、今年は大雨によりその魚道の機能が回復した様なのだ、僅かな細い流れでも有ると無しでは魚にとっては大きな違いなのであろう、魚は遡上してくる。
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しばらく遡り立ち枯れた太い木が、それにはムキタケが毎年生えている、今年も結構な量が付いていて十分な量を採る事が出来た。
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この時期ここに来るのが私は好きである、最近は必ず毎年来ている、川の様子は毎年変わっているが、晩秋の紅葉の素晴らしさは変わらないようである。
折り返しユキノシタを倒木に見つけ、リュックに詰め込み渓を後にした。
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