<< 尺イワナの楽園は今 >> |
残暑と言える暑さではない夏の延長の様な9月中盤となるこの日、今シーズン初めてこの流域に入る事にした。
夜明け前に自宅を出る入渓箇所に着いたのは5時、タックルを手に流れに入っていくがその流れは去年最後に入った時とは大きく変わり、砂礫で埋め尽くされていた。
朝日が差し込む渓を遡っていく、暑いと言っても早朝は少しひんやりといている。
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入渓から1時間半この流域の核心部に入るがイワナの姿は見えない、それから更に30分ブナの巨木を横目に上がるとようやく、イワナが顔を出すが単発で後が続かない。
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ポイントを探るがルアーを追う姿は皆無、渓は平たく石で埋まり魚の好みそうなポイントが少なく、岩の抉れを見つけルアーをそれに沿ってトレースさせるがそれを追う者はいなかった。
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その後も上がって行くが反応があまりにもないので、周辺を散策しながらしばしキノコ観察。
時々トリカブトの青い花が目立つ、ツキヨタケ、ニガクリタケ、羊茸と食べられないキノコ、 ヌメリスギタケモドキ、 マスタケ、タモギタケ、ウスヒラタケと見ることが出来る、タモギタケ、ウスヒラタケは夏のキノコである、まだ秋のキノコはまだ少ない。
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ツキヨタケ(毒) |
ニガクリタケ(毒) |
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トリカブト(毒草) |
羊茸(食不適) |
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ヌメリスギタケモドキ(食) |
マスタケ(食) |
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タモギタケ(食) |
ウスヒラタケ(食) |
今までなら7時間程かかる行程が今回は5時間も使わずたどり着いてしまった、それ程魚がいないのだ行き着いた通らずの函と支流から流れ落ちる滝。
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最後の最後にその函の底から、釣り人に情けをかけてくれた尺を優に超えるイワナ、これが5時間の遡行を癒してくれた。
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入渓直後のヤマメもサビが入る |
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