Report day Weather DATA
8月15日 晴れ イワナ MAX 31
cm
<< 道央 岩魚の棲む清流 >>

 昨年と同じく道央圏の岩魚の楽園に行くべくyamame氏に一通のメールを送った、翌日に快くまたガイド役を引き受けてくれると返信メールが届く。

 8月お盆が近づく11日から12日にかけ台風に刺激された前線が、道南に200mmを越える雨をもたらした、そのせいで各所の道路で通行止めそして河川は大増水とても川に近づける状況では無かった、道南はおそらく一週間は釣りにはならないだろうと思うところである、道央圏も100mm近い雨量が有り釣行予定である15日に水量が落ち着くか心配され、当日も午後から雨の予報で現地の状況により判断することとなった。

 当日待ち合わせ場所に夜明け前に集合、そして目的地に向かう、そして林道を走行中に白々と夜が明ける空は薄く雲が広がっている。



 現地に到着して川を覗き込むと水はクリアであるがやはり水量が多い様である、天気も午後から雨も降る予報であり昨年入渓した上流部は遡行距離も長く一旦入渓すると雨により増水すると逃げ場が無いことから、yamame氏の判断により上流部は取りやめ距離も短く状況によっては途中から脱渓出来る中流部に今回入る事となった。

 ウェダーを履きタックルを準備して渓に降り立つ、河原の状況から平水より15cmほど水位が高い様である、そして水は冷たく重い流れであった。



 そして今回ガイド役のyamame氏にイトウの会のMさんが加わり3人での釣行である、入渓してしばらくは反応も無く40分ほどの遡行後大きな淵に出会う、淵の中間辺りからルアーを泳がすとそれを追う姿が確認できた、次にルアーを送り込み軽くトィッチを入れるとロッドから心地良い振動が伝わる、引きは強くパワフルであった寄せて姿を現した魚体はメタリックのアメマス系のイワナ、スレ掛かりであったためか型以上の引きを楽しんだそれでも一発目に31cmと合格サイズ、記念撮影をしている間にトウの会のMさんが直ぐ後ろでフライロッドをグンニャリと曲げている、岸に上がったイワナはジャスト40cmの大イワナ、最終的にはこれが今日一のイワナの記録サイズとなる。



 今回は残念だが魚の活性が雨の影響で低いのが明白ではあった、それでも道央圏の雄大な渓相を歩くことが出来ただけでも十分なくらいで、それプラス条件が悪くても尺イワナが相手をしてくれた。



 素晴らしき渓天候が優れなかったがそれはそれでまた良い雰囲気を醸し出している、霞がかった断崖絶壁の元を清流が流れ、幅30メートルに及ぶ滝が現れる。

 岸際に伸びる木々も道南とは随分と雰囲気が違い、道南の狭い山岳渓流に慣れた目には新鮮に映る。


 

 行程も終盤に差し掛かり空模様が怪しくなり時折小さな雨粒が頬に当たり出すが、水位が落ち着き反応も良くなり飽きない程度にルアーにアタックするイワナを感じる。



 今回もガイド役を引き受けてくれたyamame氏にとても感謝するばかりである。

 帰り道、峠を越える車のフロントガラスには大粒の雨が当たり出した。


Mountain stream fishig
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