<< 春はイワナの山岳渓流(残雪そして春の息吹) >> |
あちらこちらから春の便りが聞こえてくる様になった4月第二週の日曜日。
その便りを聞くだけでは満足いく訳も行かず、春を確かめに向かった。
今年は少し雪解けが遅れていて、この日の前日の土曜日から降り始めた雨は朝まで続いていた。
ネット上の河川情報を見ながらどうしようか思案する、前日の仕事帰りに通り過ぎた川々は茶色く濁り増水していた、降っている雨量は多くないが気温の上昇と共に降り落ちる雨が残雪を溶かし、川の水量を増やしているのだろうと想像していた。
しかし近年春一番でお世話になっている渓の付近は雨量が少なくなんとか行けそうな雰囲気であり、ダメ元で向かうことにしたのだった。
|
|
|
向かった渓は少し南に位置した渓、入渓してすぐにお腹を橙に染めたイワナが顔を見せてくた。
そのまだサビを残したイワナの側面には朱斑が残る、ニッコウ系の遺伝子を持っているのだろうか。
|
|
|
残雪の渓、濁る雪代の水、その水の中逞しく生きるイワナ、そして春の香り。
|
|
|
渓相は荒く遡行も厳しい、汗ばむ体、冬の間に鈍った足に少々堪える。
|
|
|
最後に尺のイワナに出会う、山の恵みを摘み取り春の香りと共に渓を下る。
春の花も咲き始め、虫たちも動き始めた。
渓流開幕、春を感じた一日であった。
|
|
|
|
|