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10月25日 晴れ イワナ・ブラウン MAX 27・35
cm

< <   道南 晩秋の渓を行く(LFオヤジ四人衆)   > >

 北海道も晩秋北部ではそろそろ雪の便りが聞こえてくる、道南も朝晩はしばれてこの日の早朝も霜がおり車のフロントガラスは、一面氷に覆われていた、朝の5時予定ではもう渓にむかっている時間ではあったが、前日の宴会が大盛り上がりで飲み過ぎモードの朝となった、時間は余裕を持っていたので多少のズレは問題なしオヤジ4人衆は夜明け前それぞれの車に乗り出発する、途中車2台に乗り分け朝日に向かって車を走らせる。

 今回のメンバーはMY FISHING DIARY IN HOKKAIDOのshinya氏、River's dream of HokkaidoのHIROSHI氏、工場長氏、そして私の4人全てルアーマンである、同じルアーマンと言ってもそれぞれのスタイルを持つのではある、まぁその辺の詳しい事は割愛させて頂くが、それでもラインの先に結ばれている物はそんなに違いはないので同じ所を4人で攻める事はまず無いし、攻めたにしろ3番手4番手は殆ど釣れないとは思うけどね。

 そして今回のホスト役として候補に挙げたのは2カ所、メンバーを見てもいくら釣果を望まないと言ってもそれはそれ全く釣れなかった大顰蹙であろうと、心の隅に間違い無く引っかかりはあったのは間違い無い。

 そして前日の『キノコ鳥鍋すき焼き』を突っつきながら協議の結果、某伝説の男曰く『イワナパラダイスパートⅠ』を遡る事にした、選択の理由としてはメンバーの内二人は(誰とは言わないが)最近山岳渓流から離れ安楽な釣りをしていて(笑)、足に負担をかけるのは難がありそうなので、脱渓地点に車をデポ出来る事が出来て、林道を歩くことなく釣りだけに専念できる今回の渓を選択した。



 渓相は荒く決して安楽な渓ではない、盛期には夜明けと同時に入渓して脱渓まで8時間遡行をした渓でもある、ただしその時は2人で爆釣していたので遡行スピードは超スローではあった。

 大きな石がゴロゴロしていてとても雰囲気のある渓である、この時期でも序盤からイワナが足下を走り、中盤からは魚影も濃く終盤はサビもなくコンディションが良いイワナが相手をしてくれる、しかし時期も時期である大きなイワナはカップリングしていてルアーに興味は示すもののバイトまでは至らない、それでも目の前にルアーを追うイワナを見ているだけで楽しかった。



 渓は比較的幅があり流れを交わしながら、4人で交互にポイントを攻め順次逆上って行く、中盤には下の様なプールにも出くわしイワナの群れをルアーで誘い、晩秋の道南山岳渓流を満喫した。



▲そんなに三人で一斉に攻めなくても・・・▲

 そして晩秋の渓の楽しみのキノコ探し、晩秋のこの時期ではムキタケ、エノキがメインである
、他のキノコもあったがブナハリタケは既に腐りかけ、ナメコも期待していたが見つける事は出来なかった。



 渓の終盤、落差も激しく道南のグランドキャニオンとも言える様な景色が目に入る、この風景はこの渓を歩かなければ見る事は出来ない、近くに林道もあるがそこからでは見る事は出来ないロケーションである。




 上がって行くにつれ流れは細くなっていくが、上流部に行けば行くほど魚影は濃くなるのだが釣れる魚は相変わらず少ない。

 今回も尺を越えるイワナは手にする事は無かったが、この時期これだけコンディションの良いイワナを数多く釣る事が出来たのは、何事にも代え難い至福の一時であった。



 脱渓後まだ時間に余裕があったので、近くの止水フィールドに4人で向かった


 ここの魚たちは夏の暑い時期より気温が低い春や秋のこの時期が比較的活性が高い様な気がする、最初にミノーを付けて強めのトィッチングでリトリーブ途中でストップさせるとガッ!とバイトしてくる、しかし掛かりが浅いのかすぐにその感触は消える、それが数度この日結局はミノーでのヒットは無かった、後はスプーンを我慢しながらデッドリトリープすると途中でグングンと食らいついてくる、サイズに不満は残るが数だけは釣れた、ここは結氷で湖面が閉ざされるまでこれから通う事になるフィールドだ、それまでになんとかビッグサイズを仕留めてみたいものだ。



 時間も4時をまわり陽も山陰に隠れてしまった、比較的暖かったこの日でも夕方は冷え込みも厳しくなり、撤収の時間となるこの場所はあまり遅い時間までいるのは危険な場所でもある、案の定引き上げる途中に羆の糞の山があった、今年は目撃談もあり数年前には遭遇と伝説を作った人もいるぐらいである、明るい内に引き上げるのが賢明である。

 久しぶりの友人との釣り本当に楽しい一日でした、shinya氏、HIROSHI氏、工場長氏お付き合い有り難う御座いました。



Mountain stream fishig
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