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9月20・21日 晴れ・曇り イワナ MAX 28
cm

< <   道南渓流巡り(秋)  > >

 
今年はシルバーウィークと名付けられた秋の連休出来て私も4日間休みを頂けた、そのうちの2日間をこの連休中道南遠征のアカガレイ氏と合流して渓を歩く事になった。

 4日間の連休の内で前半のこの2日間は天候にも恵まれて、初日の朝に合流場所に向かう。

 合流時間より少しだけ早く到着したが予定通りアカガレイ氏は入り口で待機していた、だが少し様子がおかしい予定していた渓は諸事情があり朝一は諦め、別渓に移動する事にした。

 数分の移動でその渓の入り口へ着く、装備を調えて川に降りていく何となく雰囲気が違う、川底には大きな石が無く砂利で埋め尽くされた感じである、やはりここもシーズンはじめの雨の影響を受けていた。



▲ツキヨタケ(毒)の群生▲

 
釣り上がって行く、イワナの型は小さいが数だけは多い、ひとつの淵で20~30匹のイワナが群れている様子が覗える場所もある、イワナの楽園は健在で魚影の濃い状況は変わらない様だ、ただ理由か判らないが上流に行くに従いその魚影は薄くなって行く。

 倒木にはツキヨタケの群生が多く見られた当然毒なので写真に納めるだけ、このツキヨタケが終わる頃晩秋に生えるムキタケ、エノキとかがシーズンを迎える。




 
しばらく行くと通らずの函となる、ハイシーズなら尺前後のイワナが群れているのだがこの日は全くの無反応、雰囲気はいいのだけどね、渓を通して小型が多かった渓相も小さな砂利床が多く前に来た大きく深い淵などの好ポイントのほとんどが潰れていた。



 期待する大物を釣ることなくここから引き返し別渓に向かう、そこはアカガレイ氏と待ち合わせて最初に入渓しようと思っていた渓である。

 林道を歩いて入渓ポイントに向かう、藪を漕ぎ川に降りると素晴らしい渓相を見る事が出来る。



 木々に囲まれた谷を流れる渓流、ここはアメマスもサクラマスも遡上する川である、当然ヤマメもいる流域になる、だが今回はその姿を見る事は出来ない状態であった、残念でならない。

 ここも最初に入った渓同様に型は小さいのが多かった、それでもアカガレイ氏のロッドに尺上のイワナがヒット。


▲尺イワナを掛けたアカガレイ氏▲

 深みのあるポイントが多い渓である、良型のイワナもそれなりに釣れて来る。

 だが上がっていっても状況は良くならない、尺を越えるのはアカガレイ氏の釣り上げた1本だけであった、この流域の中間を少し越えた辺りでこの日はタイムアップ、所々崩れ荒れ放題になっている林道に上がり車まで戻る。



< <   2日目  > >

 初日の夜、渓で採れたボリボリをすき焼き鍋に放り込み、その鍋を箸でつつきながら談笑して反省会、そして2日目の予定を二人で思案する、出来るだけ実績のある渓でしかも新鮮さのある場所を協議の結果選択した、その後も久しぶりに合う友との話は色々と盛り上がりつきる事を知らない、明日他の為にと就寝する翌朝は4時起床である。

 翌朝予定通り4時に出発目的地に急ぐ、林道のゲート前、目的地に着くそこから数キロ歩いて上流部に直接アタックする、渓相は荒く直径1メートル以上の岩が積み重なり階段状の渓相を形成している。


▲ナメコの幼菌(店頭で売られている状態)▲ ▲ナメコの成菌▲

 ここも前日の渓同様、型の良いイワナはいなかった、と言うより釣れなかったが正解かもしれない、あるポイントの落ち込みにルアーをなにげに放り込むと黒い影がスーッと出てきた、その影を見て私とアカガレイ氏とで思わず「ウォー!」と声を上げてしまった、それは何故かと言うとその陰が今まで見た事無いような大きさなのである、小さく見ても50cmは越えてる、それに横に40cmに近いもう1匹を引き連れていた、だが見えたのはその一回だけ正体はわからなかった、アメマスやサクラマスの可能性もあるが、そこまで行くのにアメマスやヤマメそしてサクラマスの姿など一度も見ていないのだ、既に確かめる術はないがおそらくイワナの可能性が一番高いのではないかとアカガレイ氏との意見が一致した、釣れれば間違いなく記録ものである。



 ひじょうに残念な思いを残し別の支流に入り上がっていくが水が少ない状態で、とても釣り欲のそそられる渓相ではなかった、そして上の箇所で引き返し、今度は流域を変える事にした。



< <   2日目別渓  > >

 次に向かったのは大きく流域を変えた渓、今年は2回目の入渓となる渓、ここは行程は短いが前回は結構楽しい釣りが出来たのだ、しかしここも厳しい状況である。

 不満は残るが、それでもこの時期にしてはまあまあの釣果では無かったのではないだろうか。

 今回の釣行2日目の朝は急激な気温低下のせいか、何処もパッとした釣果を得る事が出来なかった、そんな状況でもアカガレイ氏は2日とも尺上を釣り上げていた、やはり「伝説の男」は健在でありました。

 アカガレイ氏とまたの再会の約束をして別れる事になった、2日間お疲れさまでした、しかし伝説の男は後6日の休みを消化しなければならないそうだ、羨ましい限りである。


Mountain stream fishig
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