Report day Weather DATA
8月2日 イワナ・ヤマメ MAX 32・25
cm

< <   強行軍(巨石の渓)  > >

 8月に入り最初の週末、7月に続き相変わらずの雨模様の天気、このレポートを編集している今日札幌は連続朝が曇りの日が30日を超える記録だそうで、何ともすっきりしない朝からスカッとしない。

 だが休みを選べる身分でも無いので、多少のリスクを覚悟して少し遅めの入渓となった。

 フィールドは連日の雨の影響で、大水が出たと予想できたが随分と変わった印象を受けた、岸辺の草は薙ぎ倒され玉砂利が上流より流れてきた様で、流れの緩やかな区間を覆い尽くしていた。

 肝心な魚の反応も悪く、ポイントも大きく変わってしまっている、それでもまったく反応が無いわけでもなく、大水に耐えた型の良いイワナやヤマメが時々顔を出してくれた。





 遡行を続け核心部に近づくと、予報に反し霧状の雨が段々と粒上の雨になって降り注いでくる。

 入渓時から水量が多かったが、ここまで来て引き返すわけにも行かず、若干強行軍ではあるがゴーロ状の巨石帯を超える事にした。

 その巨石帯に差し掛かる入り口、風景が随分と変わっていて下の写真の左側、今まで水の流れが無かった箇所に流れが出来ている、以前の写真を引っ張り出して見比べてみた。


 上の左が2006年7月右が今回の状況である、中央にある岩の左側から下まですっかり土砂が流され、新たな流れが出来ている、その土砂が下流に運ばれ緩やかな区間に堆積されたと想像される、今回の雨の影響は他の川でもおそらくあるのだろうと思う。

 巨石帯を超えると流れは緩やかとなっており様子は変わりないが、水位は一時的に随分と上がった様で流れの跡が残っていた、魚影も薄く何時もの三分の一程度の感じである、イワナたちは何処に行ったのだろう「大水で流された?・岩の下に潜り込んだ?」回復には少し時間がかかりそうな雰囲気であった。

 それでも良型のイワナはここぞというポイントで出てくる、数は少ないが。


 今まで無かった滝が一時的かもしれないが新たに出来ていた、今までに無かった程の連日の降雨の成せる技なのであろう。

 脱渓地点間近の大場所、左右から支流が流れ込み良い感じのプールを作っている、そして右から木が張り出していておまけにその下は大きな石でイワナの潜みやすい様な場所がある、そこにミノーを打ち込むと着水と同時に強烈な当たりが来た、そのパワーは30後半かと思える物であったが、ランディングしてみると尺を超えるが32cmのイワナであったが、条件の悪い中、尺上のイワナを見る事が出来ただけでも良かったと納得した今回の釣行であった。
Mountain stream fishig
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