< < 雨上がりの迷走 > > |
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7月の二週目、7月に入って道南はスッキリしない天気が続いている、そして9日の深夜から10日の午前中にかけて集中豪雨となり、茶色く濁った水が溢れんばかりに何処の川でも流れていた。
次の日の土曜の朝も小雨が降り日中雨も上がり夕方には、河川の水位も下降線を辿っていたが本流は何処も濁っていた、しかし上流に入れば釣りは出来ると思っていたが釣りに行くことを躊躇ったのが事実であった。
まぁなんだかんだ言いつつも3時に起きて4時にはブラウンのいる川に着いていた、まったくどうしようもない者である。
水が増え濁りが入ると此処のブラウンは活性が上がると予想しての行動である。
途中から見える湖面は激濁り、インレットにはいるがやはり湖面は濁っていた。
いくらか反応はあるがインレットは諦め川を遡って見た、川の方は予想に反し水量は落ち着き水はクリアであった。
そして何時ものブラウンの反応、前日に入った工場長氏から良い思いをしたとコメントを頂いた。
それでもなんとか40には満たないが重たいブラウンの感触を味わい、即刻別渓に移動をする事にした。
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巨石の下で
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次に入ったのはこのHPではお馴染みの巨石の渓である、上流部は今シーズンは一度入ったが、肝心の巨石帯超えはまだしてない、コンディションが良ければ朝一で入るつもりであったが、連続の大雨で増水していたので朝一は敬遠、少々時間を空けての入渓としたのだ。
案の定水量は多く、渡河するには注意が必要な場所も多かった。
そしてイワナがルアーを見つけ果敢に追ってくる、水量が多い為か追い切れずフッキングせずそのまま行方が判らなくなる、大して釣れないがその光景を見ているだけで何か癒されている感じがした。
途中良型のヤマメもヒットしたが、流速が早く足下まで寄せてフックアウト、手元に寄せれたのが小振りなヤマメ、このまま抜かれずにいてくれて来年は一回り大きくなって相手をしてくれればと思う、小さいが幅広の候補生である。
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核心部に近づいてきた、水はゆったりとした流れから激流に変わっていく。
この水量で超える事が出来るか疑問に思っていたが、行けるとこまでと思い遡ていった。
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そして、下のプールでキャストを続けていると、何とも嫌な臭いが風に乗ってくる、獣臭ではない植物の臭いであるそれはエゾニュウの独特の臭い、何もしなければ臭わない臭いであるこのエゾニュウは羆がこの時期好んで食べている植物である、先週の林道の途中でもおそらく羆が林道を歩きながら食していたと思われる痕跡が点々として有った、おまけに糞も林道脇に残してあったのを見ている。
しかしここで羆の痕跡を感じた事は無くもっと上流から臭いが流れてきたのだと思い、岩をよじ登っていった。
しかし下写真の右側岩を三つほど超えた所で、臭いの元を発見しそこから山上に向かった獣道まで、そこに立っていると更に上流から臭いがする、流石に堪らず爆竹を鳴らし引き返す事にした、本番はこの上だがここまで遡行できただけでも今日はなぜか満足した気分になったのだ。
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臭いの元 エゾニュウ |
新しい獣道 上に向かっている |
ホームにて
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帰るにはまだ時間も早くホームの川に向かう、規模は小さいが結構型の良いイワナが釣れる。
この日もある場所で今期初の40UPが迎えてくれて、この日はこれで終了とした。
この川もこの先心配な所もあるが、まだネイティブが健在なので一安心した。
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