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7月5日 晴れ イワナ MAX 38
cm
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 道南も7月に入り夏らしい日が続いている、道央もヤマメ解禁となり渓流の良いシーズンの到来である。

 6月の終わり、ある人物からメールが届いた、メールの主は2年前に天候の急変のためUターンせざる得なかった流域を、「行き詰まるまで釣り上がり終点を自分の目で確かめたい。」との要望である。

 今シーズン私もこの流域はまだ、釣りに入ってはいない状況は判らない、でも昨年は6月の初旬から入ってそれなりの釣果を得ていたので釣果に関しては問題ないと思っていた。

 そしてそのメールを送って来たのはブログ「渓流遊び」のchuel氏である、今回は同じくFFのカマス草氏と2人で来る事となった、釣行日は某コンビニで3時30分に合流することにして、当日を迎える。

 朝2時30分にアラームにたたき起こされる、眠い目を擦りつつハンドルをにぎり合流場所のコンビニに向かう。
 そこには約束の合流時間丁度に到着する、既に2人は到着済みであった、カマス草氏とは今回初めてお会いする、挨拶もほどほどに早速目的地に向かう。

 畑草地帯の舗装農道を抜け砂利道の林道に入る、その林道の行き止まりまで進み入渓地点に行き着き少し明るくなるまで、しばしの釣り談義で盛り上がる。

 空も明るくなり装備を調え遡行を開始する、最初の1時間は上流に向かいひたすら歩く、入渓して間もなく新しい羆の落とし物を見つけるそれも大量に、私一人であればここで引き返す所だが、同行の二人は先に行ってしまっている、既にchuel氏は姿も見えない、まぁ三人ならとなんの根拠もないが二人の後を追う。


 久しぶりに見る風景は変わらなかった、そして釣れない区間も変わらない、しかも今年は去年よりシーズンは遅れ気味のようで釣れ始める区間も更に上流になっている、まだ数も少ないし活性も低いウェダー越しに伝わってくる水温も冷たく感じた。


 普段であればこの滝の上流の二股まで2時間程かかるのだが、今回はchuel氏のワクワク度が相当高く飛ばしに飛ばしたので1時間30分程で到達、そして釣り始める、いくら数が少ない活性が低いと言ってもやはりここは尺イワナの楽園である、それなりの型のイワナが三人それぞれのロッドを心地よく曲げてくれる。

 上右はchuel氏が釣り上げた38cmを超えるイワナ、この日の為に巻いてきた大きなフライを咥えている。


 上流に行けば行くほど魚影は少しずつ濃くはなっていくが、今シーズンの盛期はまだ後のようだ。


 脇の倒木に目をやると、ウスヒラダケの群生を見つける春の終わりから夏にかけてよく見るキノコで、食用である大量に採る事も出来るが少しだけ袋に詰めて持ち帰る。


 そして最後の函遡行は不可、chuel氏も2年越しの目的を果たし記念撮影中である。

 本来であればここまで釣り上がるには7~8時間かかるのだが、盛期でなかった事と前半は快調に飛ばした事で5時間程で到達してしまった、しかし帰りはきっちり3時間必要で有ったのは言うまでもない。

 これから気温も上がりハイシーズンにまた行こうと思う、遡行は川通し十数時間の釣行となるがそれだけ魅力のある渓なのは間違いない。

Mountain stream fishig
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