Report day Weather DATA
2月15 曇り アメマス MAX 60
cm
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 14日土曜日道南はと言うより北海道は大荒れの天気、2月中に季節はずれの雨が降り、発達した低気圧により強風が吹き荒れ酷い一日であった、その中で私も外での仕事で一日中雨と強風に晒されていた。

 それでも一日の仕事が終わり疲れ果て1時間半掛けて車で帰宅、翌日の日曜も天候は荒れ気味だと思い帰宅するまでは、日曜日の出撃するか、諦め休養日とするか迷っていた。

 帰宅してビールを片手にネットで気象状況をチェックしてみると、波は落ち着き朝のうちは風も収まる予報であった、ここで脳裏を過ぎったのが前日の大荒れの後の漁港、「もしかして新たなアメマスの群れが漁港内に入るのではないか。」と、そこで私の 「迷い」 はどこかに消えていた、アラームをセットして早々と床についた。

 そして疲れている体の筈なのにアラームのセットした時間前にキッチリと目が覚めていた。

 車に乗り日本海の小さな漁港に向かう、予報通り走行中は風も無く穏やかで5時半にはその漁港に到着した。
 そこには誰一人もいなく前日の荒れ模様が嘘のようにひっそりとして、波の音が少しだけ聞こえていた。

 今日は必ず良い日になると、今考えるとおかしな確信が有った。


 斜路に立ち細身のミノーをラインの先に付けキャストする、しばらくすると見慣れた車が一台滑り込んできた、その車の主は直ぐによくブログにコメント寄せてくれる工場長さんと判った。

 挨拶を交わしたその間もなく私のロッド曲げる者が現れる、だがそれは直ぐに消えた浅かった様だ、だがその直後次の反応が現れた今度はしっかりと乗ったようだ、それは渾身の力を込めロッドを引き回す時折両手で堪えドラグを鳴らしながらもラインを巻き取り寄せる、まだ薄暗い斜路に姿を現したのは57cmの逞しい魚体のアメマス、その姿を見て「今日来てよかった!」と呟く自分がいた。


 風は南風やや左正面から吹いている少し右に位置を変えると少々小振りながら1尾追加する。

 明るくなり右の斜路に移動した直後ルアーを引ったくるような当たりがある、それはフッキングしなかったがその数投目に重量感溢れる感触がラインを通じロッドを持つ手に伝わってきた、確実に乗った少しうねりのある水面に飛沫を上げる、そいつは逃れようと岸の反対に向かい必死にヘッドシェイクして踠く、じわりじわりと引き寄せる、ロッドは既にU字に曲がりきっている、斜路に引きずり上げる、その横たわったアメマスは60cm、正直このサイズが釣れるとは思ってはいなかった。

 その後もガリガリと言うような当たり、そして50UPがヒットが数度の繰り返し。

 日も高くなる何時もであればここで反応が無くなる時間帯に入る、だがこの日は違った、ルアーが岸際でリターン寸前にそのミノーを果敢に追うアメマスの姿が何回も見ることが出来た、海アメでサイトフィッシングが出来るとは思っても見なかった、少々エキサイトしたせいか合わせがおろそかになっていた様で、完全に乗ったものも加えてバラシが多かった。


 この漁港でこんなに楽しめるとは今までの私ではあり得なかった、今シーズンは新たに用意したルアーが功を奏している、私のこの漁港での釣りのパターンがツボに嵌ったと確信している。

 

 最後にヒットしたのがグリーンバック、有終の美を飾るこれぞ海アメの美しい魚体。

 正午近くなると風も強まりやはりスレてしまったのか、当たりもなく追いも確認出来なくなりこの漁港を後にすることにした。

 外海を見る海面は白波が立ち岸に寄せている、私は 「迷い」 もなく帰宅の道を選択した。
Mountain stream fishig
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