< < 初冬、雪の渓 > > |
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ついに冬の使者が道南にも舞い降りてきた、 これから長い北海道の冬が始まるのだが、渓の中ではまだ渓魚達は活発に活動しているようだ。
午前中所用で函館まで走り、この日の出撃は午後からになった。
日の短くなった季節に午後から行く先は極めて限られる、遠出は出来ないのでホームの止水に出かけたのだが、急激な季節の変化かのせいかインレットでは微かな当たりが2回有っただけで後は沈黙してしまった。
出撃したのだからやはり魚の顔が見たい、インレットから上流へと向かう。
イワナの領域ではあるが時にニジマスやブラウンが入り交じる、最初に相手をしてくれたのが25pほどのイワナ、産卵期は終わっているので幾分ほっそりとしている。
そして31pのブラウンがミノーに飛びついてきた、流れも急で水量も少ないのでこのサイズがここの限界であろうと思う。
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その後も小振りなイワナと上り詰めていく。
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行程は短い直ぐに障害物に行き着く、残念だがそこはイワナも遡上することは出来ない。
そこで少々黒く錆びた細長い尺イワナが元気にミノーを咥えてくれた。
その後止水に戻るがまったく反応がない、後は止水下流で少し遊びタイムアウト、産卵を終えたイワナ達は少し下流気味に居着いていた、ダウンスラロームで行くとことごとく逃げられてしまった、中には35を越える者も見受けられたが悔しさは無かった。
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日が西に傾き辺りが薄暗くなる、淡水ももう終わりかなと実感する。
今シーズンの釣りは?と振り返る、新規開拓の渓、更に踏み込み大物を連発した渓もあり、物足りない渓も有った。
私的には厳しい年でも有りました、自然環境では少々気になる年でも有り、今後どの様に推移していくのが心配でも有りますが、道南の自然の恵み今年も沢山分けて頂いた豊かな環境に感謝しつつ渓流シーズンを終える事が出来ました、まだ機会が有れば淡水域止水域へと行くつもりでは有りますが、今回で一区切り付いた感があります。
Mountain stream fishing 渓流釣りの世界へ。
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