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7月8日 曇り アメマス・イワナ・ヤマメ MAX 30・42・21
cm

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 7月上旬の道南はこの時期何時も風向きにより霧がかかりモヤモヤした天候が続きスッキリしない日が多い。

 今回も前日に職場の都合で急に休となった、他に予定も無く仕方なく(嘘)渓流を彷徨う羽目になった。

最初に突入した期待外れの渓

 まず最初に行った所はここと同じ流域の支流に向かった、だが到着すると水量も無く藪で有ったので入渓する事もなく通り過ぎたこの渓に戻り遡り詰めることにした、ここは入渓もし易く釣り人も良く入る渓で遡行するとすぐ釣り人が付けた足跡を見つけることが出来た。


 最初に釣れたのが30cmのアメマス(下左)、おそらく先の日曜辺りに一度釣られたのであろうラインの絡まった後が残っている、その後は釣れてくるイワナの型は小さくスレた印象である。

 良型のイワナも数匹釣れたが数も少なく1時間半ほどで函に行き詰まってしまった、高捲く気にもならず流域を替えることにした。
尺上イワナの群れる滝の渓

 次に行った渓は今シーズン数度入っている、まずは下流域に魚道の有る堰堤下を数カ所アメマス狙いで入るが、ことごとくハズレてしまった。

 その後中流域にヤマメも視野に入れて渓に入ってみる、だがここも入渓者が多い流域でヤマメは1ゲット2バラシ、岩魚も十数匹釣れたが型は少々小ぶりで物足りなさを感じた、これはおそらく前回釣行の後遺症なのだろう普通であれば十分な釣果なのでは無いかと思う所である。

 そして引き上げるには時間も早く、遮断されたイワナの上流域に行くことにして、車を林道にゲートの有る場所まで走らせる。

 コンビニのおにぎりを腹に詰め込み、ゲートを徒歩で越え渓に入る、序盤はイワナの型も小さかったが魚影はまあまあの感じであった、しばらくこの状態が続くが有る地点を境に魚影も型も良くなる、だがそこまでで尺を越えるのは2本しかなくこの流域では満足な釣果では無いと思う(これも贅沢な話なのだが)。


 この下の小滝のポイントに到達する、ここまで来るにはチョットした函をヘツリ越えなければならない、このポイントで型は25cm前後だが釣れたイワナの数は半端な数では無かった、正確には数えていないが30を優に超えていたと思う釣れないのも含めると50本ぐらいは群れていた、滝壺は浅かったのでミノーをキャストすると束になって集まって来るのを見ることが出来る。


 上の滝を越えるて少し上がると下の風景が目に飛び込む、 こんな小渓流の奥にこの様な滝の集まっている景観が有るとは想像もしていなかったので、つい立ち止まって呆然と眺めてしまった。
 

 しばしこの景観を目に焼き付けた後、滝壺へとヘビーシンキングのミノーを送り込む、ゆっくりと沈ませ静かにリトリーブする目の前にルアーが戻ってくる、その後ろに大きな影が追尾してくるのが見えた瞬間その大きな影はミノーを咥え込んだ、その影はそのままこちらに向かってジャンプ、大きい!ここにニジマスは居ない。

 滝壺に戻ろうとするそいつはラインを引き出そうとする、ロッドが弧を描く数十秒のやりとりをして引きずり上げるとやはりイワナである、サイズは42cm!今シーズン2本目の40UPがここで出た、その後も尺上を10本追加そして更に40cmジャストが1本、いやいやビックリである40UPが2本も・・・。

 その後もチェイスが有ったが時間も3時半を過ぎた、まだ少々粘りたがった帰りを考えると戻らなければならない、後ろ髪引かれる思いはしたがこの滝を後にする事にした。
 

 上が42・40cmのイワナパワーは前回の釣行のイワナには及ばないが、ジャンプしたのには慌ててしまった居る所には居るものだ、めぐり逢うためには人の入れない所に行くこれしか無いようだ。

 ここへもまた日を改めて来ることになるだろう、更なるサイズアップを求めて。

 
滝壺の住人達(尺イワナ)

後書き

 お叱りを受けそうだが、こんな釣りをしていると感覚が麻痺しっぱなしだ、リハビリ釣行をしなくては普通の釣りが出来なくなってしまう、ナント贅沢な。(笑)

Mountain stream fishig
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