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6月1日 ニジマス・イワナ・ヤマメ MAX 20・27・21
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 道南のヤマメ解禁日がやってきた、あいにく天候は悪く連日気温も低く前日からの雨が朝まで続いていた、車で自宅を出たときは雨も上がっていたが予報は終日雨の予報であった。

 目的地はヤマメ流域、車を走らせる途中川岸を見てみるが釣り人は見えなかった、おそらく前日からの雨で出撃を見合わせている人が多かったのであろう、それでもそれらしき車は二台ほど有ったが。

 今回私の向かった場所は、支流域入渓者は比較的少ない場所である、まして解禁日にヤマメ狙いでこの支流に入る人はいないだろうと思う、魚影は濃くは無い。

 

 到着するが近くには釣り人らしき車は無い、タックルを準備して早速渓に降り立つ、久しぶりに来た渓をぐるっと見渡す、曇り空雨は降っていないが今にも降り出しそうだ、当然レインジャケット着用済みだがそれにしても寒い。

 しばし渓を上がって行くしばらく反応は無い、そして最初にミノーにアタックしてきたのは小ニジ、その次はイワナここではこのサイズ(27)のイワナはここでは珍しい、ここではイワナは少ない感じだがこの日は比較的多く顔を出した。

 

 その後しばらくして解禁日の初ヤマメがヒットした、二ヶ月ぶりのバーマークである、ヒレピンで側線が僅かに朱が走る綺麗な魚体だ。

 

 釣り上がっていく、反応は決して良くないが飽きない程度にポツポツとつれる、そして冷たい雨が降り始める。

 気温も低く手がかじかむくらいであったが、流れの所々でライズしている様子が見られた、魚の視点も大分水面に向くようになった様だ。

 

 大きな流木がどこから運ばれてきたのかオブジェの様に横たわっている、この大きな木を押し流すのだから自然の力は計り知れない、大水が出たときはどのような状況になるのだろう想像ができない。

 

 途中落差20メートルはある滝が有る自然の造形美に見とれる、暑い日にはマイナスイオンのミストで涼しさを与えてくれるがこの日は必要ない。

 釣りに集中するのも良いが周りをゆっくりと見ながら遡行する余裕を持ちたい、斜面にはツツジや名も知れぬ花が咲き北海道の短い渓流シーズンに色を添えている。

 

 入渓から4時間半釣り上がり終点となった、この奥は遡行が出来ない函になっている、魚だけが行くことが出来る領域である、そしてその少し手前の砂地に大きな足跡がくっきり下流に向かって点々とあった、今まで見た中でも最も大きいものである、前日の雨は朝まで降っていたので確実にこの日の朝に残されたものだろう(何処かですれ違ったか?)、ここは熊の痕跡が多い場所ではあるがこれ程大きなものは見たことが無かった、少々腰が引けたがここまで来たのだどうしようもない、そしてその場所で引き返す事にした、帰りはどうしても藪の方に注意が向く、急がずゆっくりと入渓地点まで戻りヤマメ初日を終えた。

 
Mountain stream fishig
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