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5月10日 曇り オショロコマ・イワナ MAX 25・31
cm
<< 源流の誘惑 2008 Vol,2 ( 滝・瀧・瀑 ) >>



 北海道は前日から寒気が入り朝は霜が降りて、朝の気温はマイナス2度渓から出た10時頃でも5度と一日中寒い日であった、今回は先日の4月19日アカガレイ氏と行った、アカガレイ氏がかつてホームとしていた流域の滝の上が気になり釣果はともかく、滝越えを目標として挑んでみた。

 入渓地点は小さな滑滝の連続となる、その小さな溜まりや割れ目にイワナ達が居ついている、そして早速そこそこのイワナが相手をしてくれる。




 最近釣り人が入った様で少しスレ気味でチョット渋めであった、そして間もなく落差10m程の滝に行き着く。




 周りを見渡しルートを探す、高捲きするのであれば右側であろう、だが斜面は急勾配であり少々厳しそうだ、滝の左を見るとなんとか足がかりが有りそうで側まで寄ると僅かでは有るが足を掛けるルートが見えた、岩壁に張り付く少しシャワークライム気味に上がる(よい子は真似をしないように)、比較的にすんなりと上がりきってしまった、そして上からのぞき込む。




 なんと下が見えないではないか、後先考えずに超えてしまったが帰りのルートはどうしようか考え込んでしまった、だが上がってしまったものは今更どうしようもない、帰りは帰りに考えることにして上流を見る、良いポイントが有るではないか早速ロッドを振る。(後先考えないで魚を見れば満足するのは、やはり釣りバカである)




 前回も釣れたが今回もオショロコマが釣れる、ここまで上がるとスレてはいない何回もルアーをチェイスする、それも束になってだ。

 そこから30mも遡行すると、また大きな滝壺を持つ落差2m程の滝に行き当たる、これで行き止まりかとと思ったが左脇にルートが有る、迷わず突入するのだが、その前にこの滝壺を攻める。




 ここはほぼ入れ食い状態であった、しかし大物を期待したがサイズは25cm止まり数は覚えていない(笑)




 滝壺の左を回り込みのぞき込むと深さは2m以上は有りそうだ。




 ここも難なくクリアーする。

上から覗くと滝の規模のわりに滝壺が大きいのがわかる、こんな所はやはり大物を期待するが案外期待外れも多いものだ。

 そしてまた直ぐ目の前にまた階段状の滝が現れる、一段目は1.5m程 二段目は50cmぐらい、そして三段目は5mは有るだろう、しかしこの流域はなんて表現して良いのか凄いとしか言いようが無い。




 一段目は左側に簡単に超えれる場所がある、二段目は問題なく通過する事が出来る、三段目は滝の右側が緩めになっていてそこを上がって行ける。




 滝の上部にまた良いポイントが有る、そこにも沢山の魚が居着いている、魚のコンディションは良い。




 そこからは滑床に滑滝の緩やかな渓相となる、そこの所々にポイントが点在していて、障害物も無いので釣りやすいが、魚からも丸見え状態なのでポイントに迂闊には近づけない。




 その中のポイントからこの日一番となる尺イワナが上がる、魚体は清流に磨かれサビはすっかり落ちている、側線のしたには僅かに朱に染まった斑点を持ち、腹の下は少し柿色に染まっている流線形の綺麗なイワナだ。




 滑床の渓相を抜けると岸に藪が迫った砂利床の流れとなる、浅い流れで有るが魚影は濃い、川を歩くと魚がパニックになり右往左往する、この地点では入渓者も少ないのだろう(まったく居ないだろう)、砂地には鹿の足跡しかなかった。




 そしてここまで上がると釣れてくるのは殆どがオショコマになる、イワナよりはサイズは一回り小さくなる様で大きいのでも25cmくらいだ。




 そしてまた滝が現れる高さは12m程有りそうだ、ここは右を見ても左を見てもルートを見つけることは出来なかった、超えられるとしたら下流から大きく高捲くしかないだろう、後は滝壺を泳ぎ左側に張り付いてシャワークライミングするしかないだろう、まぁそれは釣り人の領域を逸脱してしまうが。

 今回入渓点からここまで遡行時間2時間半程、あまり粘らずに来たのでゆっくり上がるとプラス1時間半位だろうか、釣果もサイズも今一つと言った所だが美しい滝を沢山見られたし、それを超える事で達成感が得ることが出来てそれなりの満足感は有った、ただ最初の10mの滝での下りは少々躊躇したのを付け加えておく、ここはザイルが必要と思ったね、このレポートを見てあの滝を見ても決して無理をしない方が良いと忠告しておきます、上りは良くても下りは恐怖です。

Mountain stream fishig
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