この日の早朝は霜が降りて車のフロントガラスは真っ白になっていた、温度計を見るとマイナス5℃を示している。
今回も『ヒグマのお庭でこっそりフライIN北海道』の管理人アカガレイ氏との釣行となった。
場所は先週帰り際に下見した流域で、当然イワナのみの渓である、車で入渓ポイントまで林道を奥深く進んで行く、日陰にはまだ雪が残っているが問題なく目的地に到着する。
準備して渓に降り立つアカガレイ氏はすぐにイワナをヒットさせている、私も後を追って遡行していく気温も低く水温も低い状態で、イワナも素直にルアーを追ってくれない。
イワナの居つきそうな場所には必ず居るのだが、ルアーを追うのは一回のみしかも短いすぐ反転して戻って行く、活性が低いと言うよりスレてる感じがした、案の定砂地には昨日のものと思われる足跡が有ったしその釣り人と思われるゴミも有った。
渋い状況で最初に出てきたのが23cmのまだ真っ黒くサビたイワナ、気温も上がり遡行して行くと段々状況は良くなってきた、だがこれからが佳境に入ると言うところに先行者の車が停車してあった、残念だがここでこの流程を離れ下流に向かう。
下流の渓相も良い感じではあったが倒木が多く、間もなく通らずの函に出会う、この函を越えるとおそらくは魚影は濃いのだろうと思われる、行けなくもなさそうだが無理せず流域を替えることにした。
2本目の渓はここより少し南よりにある、支流も幾つか持っているが本流に入る、当然イワナの渓である。
林道も有るのだがまだゲートが閉められている、仕方なくゲート前に車を止めしばし歩いて入渓する。
渓相は河床は岩盤で所々ナメ滝が有る渓相で、イワナはその滝下のえぐれた水深の有る場所に着いている。
しばらくすると砂防ダムにぶつかる、これがこの川の岩盤底にした犯人だ、典型的なダムによる河床低下の結果であろう。
今回の釣行はここで終了になった。
林道に上がりゲート前に止めた車まで歩く。
上を見ると青空に一筋の飛行機雲が一層空を青く見せる。
今回は少し不満の残る釣行では有ったが、先週が釣れすぎで今回がこの時期十分な釣果だと思うね、この奥はまた次回にでも行くことにしてアカガレイ氏と帰路に付いた。
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