道南も大分春らしくなってきた、山の木々はまだ枯れ枝のままだが、山肌には淡い緑のバッケがあちらこちらで開き、ニリンソウや福寿草が花を咲かせている。
道南の4月はヤマメの禁漁期間に入り、今回は『ヒグマのお庭でこっそりフライIN北海道』の管理人アカガレイ氏に、「何処か面白いところへ連れって行って下さい」、とワガママ言ったら、イワナの渓に連れて行ってくれた。
車で林道を奥まで入り、装備を整え入渓して行く、するとアカガレイ氏のロッドに1投目から型は小ぶりだがイワナがヒットする、一瞬ビックリする「ここはそんな場所なの?」と聞くと「ここは濃いよ」とアカガレイ氏は答えた・・・・・・・・。
私も追っかけヒットする、いやいや本当に濃い!!
階段状にプールが点在している、そのプールには型は15〜26cmのイワナが必ず5〜10本は溜まっている、多いところは大小合わせて20本程見える、そしてその中には側面に朱斑を持つニッコウ系のイワナも混じる。
入渓から5時間ゆっくりと釣り上がる、釣り上げたイワナの数は50本は越えている、ただ尺を越えるイワナは顔を出さない、でもそれを補うほど魚影は濃いので飽きない、そして最後の写真の地点に到達する。
その場所は底が岩盤で深さ1m程のプール、ここでやっと30cmのイワナを引き出すことが出来たのだが、その前にはこれより更に大きいのをジャンプ1発でバラシて悔しかったな。
更に奥もまだあるのだが今回は深追いはせずに、ここで引き返すにした。
途中ギョウジャニンニクを二人で取って入渓地点まで戻る、5時間上がったわりには案外早く戻ることが出来た、それだけ釣れていたので遡行のペースが遅かったのだ。
だが今回の課題も有る、イワナの反応が良いのだがフッキングが浅いバラシも相当数有った、逃がしたイワナは釣った数の倍くらい有った様な気がする。
ここの大岩ゴロゴロの山岳渓流らしい渓相はとても雰囲気が良い、だがこの川岸の木々が緑濃く鬱蒼とした時はなかなか来れないだろうね、それはやはり羆のテリトリーであるし狭いが川原も有りそこにはイタドリや笹が茂るだろう、だから緑濃くなる前の見通しが効くこの時期がベストかもしれない。
今回こんなに魚影の濃い川に案内していただいたアカガレイ氏には本当に感謝致します。
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