| ＜＜ 水先案内人 ＞＞ |
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すっかり雪も溶けこの日の朝まで小雨が降っていた。
最近は暇を持て余す日々が続いている、
本来は平日に釣りに行ける身分では無いのだが、
だがジタバタしても仕方がない、
逆にこの現状を楽しむべきだ、
不良と言われればその通りだし怠け者と言われても致し方ない。
だが 「短い人生遊べる時に遊んでしまえ！」そんな楽観的に考える事にした。
話はそれたが止水域の解氷が異常な程に進み、
今回はブラウンの有名なダムのインレットに向かった。
駐車場には既に２台の車が止まっているがここではよく見る車だ、
インレットに着くとやっぱりお馴染みがフライロッドを振っていた。
この日は朝まで降っていた雨の為か流れ込む水量が多く若干ではあるが濁っていた、
インレットでは反応が無いのですぐ上流に向かう。
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しばらく上がるとカワガラスが水先案内人をしてくれた、
ここまで来るのにブラウンはバラシばかりで１本もHITさせてない、
そこでカワガラスは水面に僅かに顔を出した流木の先端に止まり、
ここにルアーを飛ばせと言わんばかりに鳴いている、
その要望に応えルアーをその少し上流に流してみる、
１投目黒い影がスーッと追ってくる、
１投目はバイトせず３投目にやっと乗った、
慎重に寄せてみると側面にレッドラインをまとったニジマスであった。
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この後は何時も引き返す地点まで上ったが、
ブラウンは１本も取れなかった、
チェイスは何度となく有ったしバイトも数回有ったのだ、
ただしっかりとフッキングさせることが出来なかった、
これでは腕が悪い課題が残る、
スレているとか条件が良くないとか言い訳がましいことは言えない、
何とかこれをクリアーしたいものだ、
ブラウン達はルアーに興味を示しているのだから。
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