< < まだ眠らぬ奴 > > |
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冬の気候にも慣れ始め淡水域も大詰めになるが、7日の夕方友人のSHINYA氏から携帯にメールが入る、内容は勿論週末の釣りの予定を窺うものであった。
この日は午後に予定が有り午前中の釣行予定であったのでその予定を彼に返信のメールを送る、SHINYA氏は日帰り釣行を予定した様で私に同行を依頼してきた、当然の断る理由もなく快諾した、そして前回行った流域に行く事と時間をメールした。
現地合流で時間はずれても駐車場所到着次第、インレットに歩いて行く事にした当然近くの私が先に着く他に車は無かった、装備を整えいつも通り歩いてインレットに向かう。
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途中の橋から湖面上流を覗くと結氷が相当進んではいたが、釣りには問題ないようである。
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この日もインレットは静かであった風も無く、透明度が上がった湖面は鏡のように周囲の景色を写し込んでいる。
湖畔に降り立ちミノーをキャストする反応はすぐあった、だがミノーの後ろをフラフラと追うだけでそのミノーに食いつこうとはしなかった。
しばらくするとSHINYA氏が降りてきた、挨拶を交わし取りあえず少し上流を二人で攻めてみる事にした。
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遡行していくと、なんと雪面に大きな足跡が対岸から川を渡り山に向かって点々と付いていた、足跡の主は羆であるこの時期はもう冬ごもりに入っていると思ったが、まだ彷徨いている羆もいるようだ、そう言えば山歩きをしていた頃1月に夕張の山で羆の足跡を目撃した事も有った事を思い出した。
一応熊対策の用意はしてきていたがあまり気持ちの良いものでは無かった。
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そして何時も引き返すプールでやっと1本がルアーを咥えてくれた、この日私の唯一の1本だったが。
周りを見ると産卵床が有りカップリングしているブラウンが数組見えた、産卵後まだ活性が上がる可能性がある、天候次第ではまた来週来る気になった。
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撮影SHINYA氏
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そしてインレットに戻りSHINYA氏と両サイドに別れルアーをキャストする、ここでSHINYA氏流石であるスプーンで数本のブラウンを引き出す、私はインレットでは1本もコンタクト無し、そして私の時間は無くなりSHINYA氏と次は日本海で再会の約束をしてインレットを離れゲート前に止めた車に向かった。
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冬は始まったばかりではあるが、山の木々は既に春を迎える準備を終えている様でもある。
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