< < 閉ざされた渓流を行く > > |
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残暑の厳しい季節も終わり雨と共に少しずつ気温が下がり始めた、道南も初秋から中秋へ移りつつある。
今回の釣行は今年は林道のゲートが閉ざされたままの渓流に、アカガレイ氏と向かう事になった予定では別の場所に行こうと思ったのだが、前日の雨で水位が下がらず当日の予報も雨であり安全を意識してアカガレイ氏と相談の上この渓を選択した。
ゲート前に車を止めて流れに向かって歩いていく、やはり水量も多く流速も早い予想はしていたが厳しい釣行になるのは間違いないと確信した、だがそんなことも言ってられずミノーを泳がすが流れに負けて上手く泳いでくれない、ミノーからスプーンに換えるとすぐにボトムから重い反応が有る、バシャバシャと2回水面を叩くと白い魚体が寄ってきた、それはアメマスであった型は33cmとそんなに大きくはないが尾ヒレが大きくパワーも有る、水の中も着実に秋が深まっているのがわかる。
水量が多く遡行もいつもより大変である、イワナの反応も悪いおそらく石の下や岸のボサ下に潜りこんでいるのだろう、アカガレイ氏のフライにも反応が薄いようだ、この様に水量が多いとポイントが絞れず釣果が伸びない。
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今回は兎に角奥の魚止めまでの探釣行程は5km程で帰りは林道に出て徒歩でゲートまで戻る行程、結局二人とも釣果は伸びずイワナの型も小さく数も数本止まり、魚止めには大きな魚影も有ったが結局フックに掛けることなく終了した。
帰りはアカガレイ氏と林道を大きな声で話しをしながらひたすら歩く、そして毎年この林道で楽しみにしている物が有る、それは秋の味覚のナラタケ(ボリボリ)である、まだ早いと思っていたのだが林の中に一面に顔を出していた、しかしそのナラタケは半分は黒ずんで既にピークは過ぎていたね、一週間前なら丁度良かった雰囲気だった勿体なかったな。
だが二人ともキノコモードのスイッチが入り、ロッドを放り投げてしばしキノコ取りに夢中になった、30分程で大きな買い物袋にいっぱいになり、夕食のキノコ汁を楽しみに車まで急ぎ戻る。
これで今日の貧果は帳消しだな。
そして今回はサクラマスの遡上が数多く確認できた、もう産卵も始まっているようだ子孫をいっぱい増やして豊かな川になるのを祈って止まない。
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車まで戻ると雨も少し小降りになり時間も早いので支流を少し探ることにしたが、ここも同じく貧果に終わるそして諦めて早めに撤収した。
これから気温も下がり山々の木々が色づく季節が来る、去年は雪が遅く12月17日が最終釣行であったが今年は後どれくらい渓に行くことが出来るだろう。
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